先日、本ブログでは読売新聞に掲載された書籍の広告のことを取り上げました。

 

 

 

「日ユ同祖論」といってもおそらく陰謀論やオカルトなどが好きな人以外にはピンと来ないかと思います。

 

出版社ミルトス編集代表でユダヤ研究者の河合一充氏ベン・アミー・シロニーヘブライ大学名誉教授との共著『日本とユダヤ  その友好の歴史』で詳しく解説しておられますので、それに沿って、そもそも「日ユ同祖論」とは何か、ということを簡単に纏めておきたいと思います。

 

 

 

 

河合氏によると、そもそもの発端は1875年(明治8年)、英国から来日したユダヤ人実業家ノーマン・マクロードが著した『日本古代史の縮図』(英語版)ということなのです。

 

ネットでこのノーマン・マクロードなる人物について書かrたWikipediaの記事を要約すると

 

「ニコラス・マクラウドNicholas McLeod、別名ノーマン・マクラウドNorman McLeod)は、スコットランド・スカイ島出身、日本人がイスラエルの失われた10支族の子孫であるという彼の理論で知られていた。

 ニシン業界で働いた後、宣教師として来日、1875年に長崎でEpitome of the ancient history of Japan (cover title: Japan and the Lost Tribes of Israel) や、1878年には京都で『Illustrations to the epitome of the ancient history of Japan』(イラストを含む)を出版した

 これらの本の内容は、日本の聖職者階級がイスラエルの失われた10支族の子孫であり、日本の最初の知られていた王がオセーと呼ばれ、紀元前730年に王位に入って、紀元前722年に死亡したイスラエルの最後の王ホセアと彼を識別したと主張した。」(ja.wikipedia.org ニコラス・マクラウドより纏める)

 

このニコラス・マクラウド(ノーマン・マクラウド)という人物は宣教師として来日したというのですが、日本でどのような宣教活動をしたのかはネットからは明らかではありません。

 

また、最後の段落の「日本の最初の知られていた王がオセーと呼ばれ...」以下などは荒唐無稽としか言いようがありませんね。

 

日ごろ旧約聖書に親しむ機会のない一般の日本人にとってはそもそも上記の「10支族」自体、何のことかサッパリ分からないと思いますので、次回はそれを取り上げたいと思っています。