少し前のことになりますが、6月29日(木)の読売新聞朝刊第一面を見て笑ってしまいました。
一面のトップ記事は
闇バイト強盗 指示役初の逮捕へ
容疑で「ルフィ」今村被告
というものでしたが、笑ったのはそこではありません。
一面の下の方を見ますと、8つほど出版社の広告が並んでいます。その中に
ヨセフ・アイデルバーグ著『大和民族はユダヤ人だった』たま出版
というのが有り、
驚異のロングセラー! 話題再燃!
というキャッチフレーズとともに
今話題の”日ユ同祖論”の原点にして、最高の評価を受けている一冊。イスラエルの”失われた十部族”の行方が、ついに本書で解き明かされる!
と書かれています。
本ブログ管理者は日ごろほとんどTVを見ない代わりといってはなんですが、色々なSNSやyoutubeの動画などは割りと細かくチェックしている方だと思います。
確かに「日ユ同祖論」でググったり、youtubeで見ると結構な数の関連記事や動画がネット上にあるのは事実です。
しかし、「話題再燃”」「今話題の」というほど、ネット用語でいえば「バズっている」というほどのことではないようです。
試しに本書をAmazonでチェックしてみると最初に出版されたのは1984年で再刊が1995年に出版されていますので、ロングセラーといえないことはありません。ただ、それほど版を重ねたというわけでもないようです。
著者のヨセフ・アイデルバーグ(Joseph Eidelberg, 1916-1985) という人物はウィキペディアによると
ウクライナ南部オデッサで生まれ、こどもの時にイスラエルに移住、イスラエル独立の地下組織や建国後のイスラエル陸軍に属した後、「イスラエルの巨大海外プロジェクト」に携わり、1974年に京都護王神社の見習神官を務めた時にヘブライ語と日本語の共通性に気づいた
というのです。
まあ、なんともコメントしようのないプロフィールです。所詮はウィキといったところでしょう。
そもそも「イエスラエルの巨大海外プロジェクト」というのが何かわかりませんし、京都護王神社が本当にこの人物に神官の資格をあたえたのかどうかは知りたいところです。
また、出版元のたま出版というのはオカルト関係書、もっとはっきり言えば「トンデモ本」の出版社、出版している書籍は雑誌『ムー』でよく見かけるような話題のものばかりです。
というわけで、まともに取り上げるのもバカバカしいのですが、実は「日ユ同祖論」は以外に根が深いのです。
そこで、これを期に本ブログでも徐々に取り上げていきたいと考えているところです。