ときどき無気力になることは

誰にでもあると思いますが、

長い期間

無気力状態に陥ると

抜け出すことが難しい場合があります。

 

 

それは自分が無気力状態にあると

自覚していない場合。

 

 

自分に意識が向かずに、

けれども無意識にある

不足感を埋めようと必死に働きかけて

エネルギーを奪おうとするのです。

 

 

過去の私はそれを

仕事に求めて奪おうとしていました。

 

 

もうとっくに無気力状態にあるのに

それに気づかずに、

(明らかに疲弊しているのに)

そのサインを無視して強行突破しようと

必死に仕事で自分を埋めようとしていました。

 

 

そんな状態で仕事をしても

パフォーマンスは下がるし

良い結果も生まれない。

 

 

それにまたイライラして

走り続けるループを散々繰り返したとき、

強制終了を迎えてようやく気づきました。

 

 

自分が枯渇していること、

それは外側にあるどんなものをもってしても

(お金や人やモノ)

埋めることができないこと。

 

 

ここで本当に立ち止まることができれば

良かったのですが、

私の場合はさらに悪循環へと突っ込んでいきました。

 

 

この無気力状態の原因を追求し、

それを他人や環境のせいにして

さらに怒り狂って自滅した。

 

 

この境地までいくと

復活するのは本当に困難で、

自分を取り戻すプロセス全てが痛みなのです。

 

 

なぜならもう何の責任にもすることができない、

逃げ道がないから認めるしかない。

 

 

認めるか逃げ続けるか、

当時の私にとっては究極の二択。

 

 

ただ、

無気力な自分を

この怒りも利用して埋めていると

気づきたとき、

心の底から認めることを決めました。

 

 

無気力状態に陥る原因は

人それぞれだと思いますが、

いえることは

不自然な自分を生きているということ。

 

 

やりたくないことを我慢してやっていたり、

自分を押し殺して他人のペースに合わせたり、

笑いたくないのに笑っていい人演じたり、

 

いろんなシーンで不自然な自分をやっていると

着実に自分への裏切り行為が蓄積されて

エネルギーは浪費されていくのです。

 

 

無気力状態にあると気づいたとき、

とにかく「止まる」ことが大事です。

 

 

それは身体だけでなく心も止めること。

 

 

咄嗟の反応で外に向く自分をセーブする、

自分にとどまるのです。

 

 

そして、

無気力って心の状態だからこそ、

このときには心に向き合いすぎるよりも

身体を動かしてあげることで

自然とエネルギーが巡り始めます。

 

 

自分を受け入れてもらうことや

認めてもらうための行動ではなく、

日常の行動を意識してみる。

 

 

散歩したり、掃除したり、

ご飯をつくったり、

そんな日常の行為に意識を向けることで

無気力状態を抜け出し

自然体の自分に戻ることができます。

 

 

無気力な自分になることを

ダメなことだと思わずに受け入れて、

ゆっくり動いて

自分のペースで生きることを思い出してください。

 

 

Hatsumi/Bodymaster

 

 

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