人生のある時点でふと気づくことがある。

 

 

自分が生まれてきた意味は?

 

人生の目的は?

 

自分はなんのために存在しているのか?

 

 

何か出来事をきっかけに自分や人生に疑問を感じるとき、それは確実に変化のスタート地点にいることになる。

 

 

そして真剣に自分と向き合うほどに、自分のことがわからなくなる人もいます。

 

 

自分が自分のことをわかっていないと気づいたときの絶望感は、本当の自分を取り戻す絶好のチャンスでもあるために、自分のことがわからないことを責める必要はないのです。

 

 

自分探しをしている人は多くいますが、実はどこを探しても見つかるものではなくて、今存在している自分こそが自分であり、受け入れるべきは「他人の人生を生きていた自分」です。

 

 

これまで生きてきた中で取り込んだ他人の価値観、自分の声よりも他人の声を選んできた自分こそが、今の自分。

 

 

この事実に悲しみはなく、自分よりも大切にしてきたもの=他人の価値観には、自分にとってとても大切なものがあるからこそです。

 

 

親、先生、尊敬する人、自分にとって重要人物であればあるほどその人の価値観を取り込み自分の人生として生きてしまう。

 

 

その自分以外の人生はもう終わりを迎えているサインとして、違和感や疑問を感じるようになるのです。

 

 

これまでに他人の人生を生きてきたからといって、決して自分を大切にしていないことにはならないので自分を責めたり被害者意識に陥らずに、それまでの自分に感謝してあげてください。

 

 

自分のことがわからなくなるほど大切にしてきた誰かの価値観の奥にあるお宝を見つけることができれば、本当の自分を取り戻し自分の人生を堂々を生きられるようになります。

 

 

Hatsumi Yamamoto/Bodymaster