外見でも内面でも、自分がコンプレックスに感じていることは、それを克服しようとせず受け入れることが大前提です。
コンプレックスだと感じているのは実は自分だけ。
それは他人と比べているから生み出されるものであって、根底にはジャッジメントの意識があり、自分が「否」としている部分だからこそ克服したいと思うものです。
他人との違い、個性、唯一無二、など言葉や知識ではいくらでも慰めることができるのですが、実際にどうすればいいのか？
克服することなく受け入れ魅力に変えるには何が必要なのか？
まずは「自分に集中する」ことです。
自分に「否」を抱え悩むことはエネルギーを浪費しているだけで、それほど他のことに意識が散漫している証拠です。
要はヒマなんです。
自分以外の何かに意識を向けるほど自分を蔑ろにすることはありません。
そして、自分に集中できない人は人生の方向性を見失っているか、向き合うべき何かから目を背けているからのどちらかです。
コンプレックスを理由に自分に集中することを避けているといえます。
自分に集中すると、良くも悪くも「自分にとって不要なゴミ」が膿み出しされます。
コンプレックスだと感じているその奥にある感情や信念が”自分の中にある美”を埋もれさせていることに気づくとゴミを手放すことができます。
外見でも内面でもその人だけの”美”は自分の真ん中にあるものです。
不要なゴミを捨てていくほどにその人の美が浮き彫りになってくるので、この時点ではもうコンプレックスはコンプレックスではなくなっています。
そもそも、コンプレックスなんてなかったんだと知り、悩んでいたことが馬鹿らしく思えるほどに自分の中から消え去っていくのです。
コンプレックスが自分を苦しめているのではなく、それを盾にして自分が自分に何かを隠していることが苦しみの原因です。
克服しようとしても拭いきれないのは当然で、ただ自分に正直になるだけで自分の中の美は目覚めるので、自分の中心から放つエネルギーがあなたを魅力的にさせてくれるのです。
Hatsumi Yamamoto/Bodymaster
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