10月10日
新幹線で栃木へ向かった。
どうしても大学時代の友人に会いたかった。
4月から専門学校という新しい世界で
何度も自分の弱さや未熟さを痛感してきた。
10月にはもういよいよ力尽きて、
最後の力を振り絞り栃木への切符を買い新幹線に飛び乗った。
この旅は自分を探す旅ではなかった。
悩みの答えをみつける旅でもなかった。
自分ではどうすることもできないとわかった他者との問題を、
花火のように、豪華絢爛に、もしくは台風のように勢いよく一瞬で世界を変えるための旅、今の自分とのお別れの旅だった。
そのために、前日に髪の毛を思い切り切った。
2ヶ月に1度の美容院でトリートメントをしていたし、自宅ではサロン専売品でのケアをしていた。
友人が美容師なので、髪の毛を美しく伸ばすことをテーマに3年間大切に扱ってきた。
大切だからこそ切った。
失ったものは思い出の中で
私を強くしてくれる。
私は大学4年間を人生で最も幸せな時間だと思っている。
こんな素敵な経験をすることができ、素晴らしい友人にも出会えたのだから、いつ死んだとしても、楽しかったありがとうと悔いなく死ねると思っている。
こんなにも大学が楽しかったのは、
大学生活が平和だったからではない。
大学生活は
とんでもない事件に巻き込まれることもあれば、
とんでもなく楽しいこともあれば、
人間関係に悩んで落ち込むことも沢山あった。はず。
というのは、楽しい思い出しか
覚えていなかったけれど
友人との思い出話の中で
あんな事件もあったよね…と強烈な過去を思い出したからだ。
それでも毎日が楽しかった。
常に味方でいてくれる人が側にいる心強さが、いつも私を勇気づけてくれた。
味方というのは私を全肯定してくれるのとは違う。
例え失敗しても
間違ったとしても
私なら何とかするだろうと、信じてくれる優しさだった
何とかできないよ
もう無理だよ!と思うことも
きっと、沢山あったけれど
友人が信じてくれる自分を
遂行したい 演じきりたいという思いが、いつも自分の限界と思うところを遥かに超える力となっていた
何度人間関係で傷つくことがあっても、
自分が人を傷つけてしまうことがあっても
人と生きていくことを面白いと思うし、他者と生きていくからこそ
自分では想像もできていなかった景色を見れると思っている
栃木の旅の翌日から
私は落ち込むのをやめた。
不平不満をいうのもやめた。
自分とのちょっとした約束を守ることから、人生は少しずつ変わっていく
人生が変わると信じられるのも
大学時代の友人のおかげだと思っている
卒業してからも常に心の中にいて
私を励まし希望を与え続けてくれる友人に感謝
そして
これからの新しい冒険を一緒に楽しめる友人に出会えますように
あの日から今日まで
私の精神は驚くほど安定している
そして自分との約束を守っている自分のことが今日も好きだ