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ガイアナという国を聞いたら、ごく一般の日本人は、アフリカのどこかの国だと思うだろう。
南米大陸の唯一の英語公用語国であり、
南米大陸に位置するも、地政治学的には、その歴史・文化からカリブ海地域に分類される。
 
もともと何千年も前から、アメリンディアンと呼ばれる先住民族が住んでいて、
そこにヨーロッパ人が、植民地を作るべく、進出してきて、
植民地支配する側のヨーロッパ人と、植民地で労働者として働くヨーロッパ人も移民してきて、
主にサトウキビ植民地経営のため、アフリカから奴隷を連れて来て、
奴隷制度が禁止されてから、契約労働者をインドと中国から連れて来て、
この頃は、インド本土と中国本土の目覚しい経済発展から、
新インド人、新中国人と呼ばれるインド人、中国人が移民してきて、
現在の法律では、2年ガイアナに住めば、ガイアナ国籍が取れるから、
このガイアナに住む人たち、日本のように、「日本人の見た目」をした日本人、という、
「ガイアナ人はこういう見た目でこういう考えをする傾向がある人」という部類がない。
また、色々な宗教も交じりあい、宗教と宗教の線引きがあいまい。
こんだけ色々な「種類」の人がいたら、他者に寛容になることを自然と覚えるのだろうと思う。
 
このわたくしめ、あと数日で、ガイアナに2年住んだことになるのだが、
周りの人々は、わたくしめが、当然、ガイアナ国籍を申請するであろうと思っている。
日本が二重国籍を認めている国であったら、絶対にガイアナ国籍を取っただろうが、
赤に菊の紋章の日本国パスポートを手放すつもりは、まったくない。
 
日本へ本帰国に伴い、2年間乗った愛車を、ガイアナ人に売った。
買い手を紹介してくれたのは、Ganesh(ガネーシュ)というヒンドゥーの神様の名前のメカニックでインド系、
買い手は、Wasim (ワシム)というイスラム系の名前の会計士でアフリカ系。
二人は、同じキリスト教の教会に通う仲だという。
 
ガイアナの首都も、なんでもあり、な感じだけれど、
ガイアナの南部、ブラジルとベネズエラと国境が接する当たりでは、
もっと、なんでもあり、な状態が強烈。
ラテンだけど社会主義系のちょっとした真面目さが入るベネズエラ人と
ぐいぐいゴーゴーで強烈な押しのブラジル人と
そこに国境という概念ができる前から住んでいる先住民族が加わる。
 
このガイアナという国、なかなか面白かったな、と日本への本帰国を控えて、つくづく思います。
 
 
本日の写真: 安全に帰国できるように、またガイアナに戻って来られるように、お祈りしてくれました。