先週の土曜日、やはりイタリア語の通訳ガイドをやっている友人と日本橋でランチした。印象が薄れないうちにメモしておこう。

 この界隈は、三井不動産が COREDO 〜という複合ビルを次々につくって開発している。日本橋の南側にあるCOREDO日本橋はフツーのショッピングセンターふうであるが、北側のCOREDO室町1、2、3とテラスの四棟は江戸時代を意識している。語源もコアとエドの合成語「江戸の中心」であるらしい。確かに、日本橋は五街道のゼロ起点であったものね。でも銀座などに比べると晴天の土曜日なのに、人はさほど混み合っていない。たぶん中央通り側に路面店が少ないからであろう。脇道を入るとけっこう広場や福徳神社などがあるのだが、ビルが立派すぎて、猥雑感に乏しい。できれば街路樹や運河などの景観や散歩道的風情が欲しいところだ。それでも、昔の町人街であったせせこましい浅草や、雑然とした渋谷だけが東京だと思われても仕方ないので、外国人観光客には、丸の内の仲通りやCOREDO室町には一時間だけでも立ち寄ってもらいたいものだ。

 

 位置関係はこちら(三井不動産のサイトより)

 

 私たちは、室町テラス一階の「あげづき」でヒレのとんかつをいただいた。あげづきは神楽坂に本店をもち、良いお肉を低温で揚げる白っぽいとんかつで有名だ。

 

 コレド室町テラス2階の台湾フロア"誠品生活" についてのブログ: 台湾に旅したとき、誠品生活という大型書店は、のんびり丸一日過ごすのに良い場所だと思ったが、たぶん代官山の蔦屋書店などはこれを参考にしたのではあるまいか? 

 

 ついでに、明治屋の隣の京橋エドグランなども見たが、やはり銀座に比べると魅力に乏しいと感じた。印象派で有名なブリジストン美術館が、コロナ禍の間にいつのまにか「アーティゾン美術館」に改築改名されていた。

 東京駅の北側でも、東京トーチという再開発が進んでおり、2027年に竣工するようだ。八重洲口には、ミッドタウン八重洲ができており、その中にはブルガリホテル東京もオープンするようだ。地下街では、ショップがオープンする前から、キャラクターストリートには観光客や子供たちが行列をなしていた。どんぐり共和国などもある。