⑨の続き

 

 第2章 24式太極拳の学び方

 

 4. 左右楼膝拗歩(ズオヨウローシーアォーブー)テキストp.29〜33: 上体をわずかに左に回しつつ、右手は掌外沿で前方をはらいながら顔の前へおろし、左手首をゆるめる。左股関節をゆるめて沈め、腰をわずか左にまわす。顔は正面を向くが、目は右手を見て、右股関節をゆるめて、右に体をまわす。

 ※正中線を意識すること。臀部を振らずに腰をまわす。

 上体を右にまわしながら、左足を右足の内側に寄せ、右手は下方に弧を描いて、右股関節の横を通って右後方に弧を描いて肩の高さまで上げ、掌心で顔の前をはらうようにする。腰を右にまわしつつ、左手は胸の前に。

 体と視線を少し左にまわして体を前方に向け、左足踵を左前方に着地させ(重心は右足に保つ)、右足は蹴り伸ばし、弓歩にする。同時に、右腕を曲げて右手を親指を斜め上にして耳の横に近づけ、右手をまっすぐ前方に押し出し、推掌(トイジャン)にするが、指先は目の高さを超えない。左手は腹の前に下ろし、掌心を斜め下に向け、左膝の前をはらい(搂掌: ロウジャン)、掌心を下に向け、指先を前方に向ける。

 ※定式で完成形となった時に、体が前に傾かないようにする。左足の踵を着地したら、腰と股関節をゆるめ、膝と足首をゆるめる。両肘とも上がらないよう意識する。右手を押し出し、推掌にした時、からだをすこし左にまわすが、顔は正面を向く。ただし、肩が上がったり、右手を前に出しすぎると上体がねじれるので注意する。

 

 二回目: 重心を右に移しつつ、体を少し左にまわし、左足先を上げ、45°くらいに開き、両腕を自然にゆるめ、両手をゆっくり外旋させ、右手を見る。

 左足を全面着地させ、重心を移していき、右足をゆっくり引き寄せる。右手は顔の前を左にはらい、目は右を向き、左手は、外旋させながら、肩の高さまで持ち上げる。あとは一回目と同じ要領。

 

 ※腰を十分に回して、歩法を安定させ、両手の手法と足の動きを協調させ、柔らかく、伸びやかな動きの中に張りをもたせる。

 

 ローシーアォーブーって、上手くできないと盆踊りみたいになってしまうのよ。