社団法人 日本武術太極拳連盟が出している『太極拳実技テキスト』なるものをゲットしたので、少しずつ読んでメモしていこうと思う。

 基本姿勢と動作の次は、二十四式の套路(とうろ: 動作の順)、定式について。

 

 第1章 基本姿勢と基本動作の要項

 

 1. 手型:

 1) 掌(ヂャン)は、五指をゆるめて自然に開き、掌心(てのひら)は丸みをもたせ、虎口(フーコー)を弧形に開く。

 2) 拳(チュエン): 五指を曲げて握り込み、上から親指で抑える。拳面、拳背、拳輪を平らに保つ。

 3) 鉤手(コウショウ):  手首を緩めて曲げ、鉤先で何かをつまみ上げるようにする。

参照図→http://photobank.seesaa.net/article/414396083.html

 ※勁力(けいりょく)とは: 武術の動作の目的に沿って意識的に身体の中から導き出される力の総称で、明勁、暗勁、長勁、寸勁、聴勁、化勁など様々に分類される。陳式や42式には、爆発的な力を発する発勁動作があるが、24式の動作は柔らかく、相手の動きに応じて変化する暗勁であり、定式では最も合理的に勁力を発揮できるのだが、発揮せずに次の動作に移る。