私のイタリアへ行きたい思いは募る一方である。一昨年まで毎年行っていたのに去年の乳がん発覚、今年のコロナ禍!! 先日、山形と秋田をちらりと旅したが、イタリアを旅する時のような魂の至福感を味わうことはできなかった。

 最近、内田洋子さんのエッセイばかり読んでいたので、同じミラノ住まいでも違う人のエッセイを手に取ってみた。文筆家としての実績はないようだが、イタリア人と結婚して子供もいる主婦ということで、また違った趣があった。少し気が弱そうで、産後鬱も経験している。子供のカテキズモ堅信式にも言及している。

 まずメモしておきたいのは、彼女のご主人(検索によるとSig. Antonio Senesi)が経営するミラノのリストランテ。これも検索で突き止めたのだが、すばらしい!! ぜひ一度は、食べに行きたいものだ!! https://www.alvalentino.restaurant/ja/ 2軒あるというが、もう1軒は見つからず、ニューヨークのil Divoがヒットした。 

 彼女が10歳の時に見た写真集の写真家N氏は誰かなと検索したら、西川治氏であった。amazonでも何冊か本が買える。そのうちに見てみよう。

 Saviniというガッレリア内の老舗高級レストランのことが書いてある。メニューを見たら、チェノーネのような値段である。縁がなさそうだ。

 給仕達 Brigata di Salaの格について。これはフランス語: Direttore、maîre、chef de rang、demi chef、commis、Commis débarasseur、sommelierなど。

 老舗バール Marchesi のことも書いてある。銘記しておこう。ナポリのカフェにも言及しているが、カフィッシュという店は見つからなかった。

 夏のヴァカンス前に子供に水をぶっかけるガベットーネ Gavettone というふざけた儀式のことは知らなかった[Wikiによれば8/15に行われるようだ]。

 宮本さんもアレルギーに罹ったという。やはりミラノは空気汚染がひどいのだ。

 すばらしいイタリア人達との日常を綴ったあたりは微笑ましく思える。 

 画像検索したらひとつ見つかったので貼っておこう。なかなかの美人である。