今日、ぼくのピグぬしは旧友たちと赤坂の迎賓館を見学し、検索して見つけた最寄りのフレンチレストランで食事した。以前にブラタモリで見てからいつかと思っていたのだ。
迎賓館の内部は年に1回、約10日間にわたり応募と抽選によって許可を得た人に公開される。たしか春に応募して、じっと待つこと数ヶ月。当選の確率は推測によれば5割くらいのかんじ。西門から入って受け付けを済ませ、先ずは10分ほどビデオを見てから館内へ。自由にすいすいと見学できる。各部屋には学芸員のような人がおり、説明してくれる。大噴水のある中庭も含めてざっと1時間くらいかかる。庭と建物の外部は撮影可能。秋には庭園のみ一般公開される。
迎賓館についての詳細はwikiへ。イタリアで数々の宮殿を目にしているぴぐぬしの目にも、この建物は小ぶりながら十分立派だと思えた。さすが片山東熊さん。100年前の日本にこういう建築を実現できたということが感慨深い。正餐室に使われる花鳥の間の天井は、なんだか古代ローマにネロがつくったドムス・アウレア(黄金の館)の天井をほうふつとさせる。なお、羽衣の間のシャンデリアはひとつ800kgだとのことだが、そういえば、パリのサン・ジェルマンの豪邸に住むデザイナーの入江末男さんがヴェネツィアで買って自宅に吊るしているものは2,5トン、重さも直径も約3倍だわ・・・(Premium クロワッサン 2013年3月号の表紙になっている→http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=32876&tpl=img_000)。

迎賓館の見学に関する内閣府のサイト。応募もこちらから→http://www8.cao.go.jp/geihinkan/sankan/agsankan.html

さて、ランチは隠れ家のようなメゾン・カシュカシュへ。周りにはお寺がたくさん。とても落ち着けるし、お料理もデザートなかなか。
サイト→http://maison-cachecache.com/

追記: 今回の見学で「五七桐(ごしちのきり)」の紋章のことを知った。皇族のほか、日本の内閣府もこれを用いているとのこと。桐は鳳凰の止まる木とされ、皇族以外では、古くは足利幕府にさかのぼるようだ。
しあぽんのランチブログ-五七桐