癌を味方にする男(最終回) | 札幌月寒のヨガ教室(白石・南郷・栄通) ~ Yoga Space trimurti

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癌を味方にする男 

 

最終回です。

 

 

1月15日、太田さんが入院したので、一人で配信しました。

 

 

そして、

 

1月21日 

 

太田さん、ご家族に見守られながら、穏やかに息を引き取りました。

 

52歳でした。

 

初めてSNS上で出会ったのは2021年5月のこと。

 

直接お会いしたのは、2021年8月に一度だけ。

 

一緒にソフトクリーム食べたし

 

一緒にお酒たくさん飲んで

 

オラクルカードひいて、これからの事を語り合いました。

 

2022年3月に癌が発覚して

 

2022年5月から

 

毎週1回、闘病を見守りながらの、オンラインでのヨガレッスンでした。

 

わずか1年7ヶ月の付き合いです。

 

だけどきっと

 

太田さんの、心の内を、全て吐露してくれた日々は

 

人生の内の、とても濃い1年7ヶ月を過ごさせて頂いたと思います。

 

 

遅ればせながら、1月31日に、岡山に飛び

 

太田さんと、やっと二度目の再会を果たしました。

 

 

はるばる、北海道から会いに来たよ!

 

・・・

 

もう、なんで待っててくれないの!?

 

もう・・・

 

・・・そればっかり言ってしまう。

 

もう・・・

 

 

太田さんの、闘病中のノートは、びっしり書き込みが。

 

毎日の体温や体調、運動、食事、養生、何をしたか?

感情のコントロール、などなど、事細かくつけていました。

 

気付きノート。

 

闘病中に学んだ事、感じた事。

 

 

ノートにびっしり。

 

ここでもかなりの勉強家を発揮しまくっています。

 

内容的には

 

癌じゃなくても

 

自分と向き合う過程で、必要な事ばかりです。

 

その他にも、ヨガをやっていたお部屋を見させてもらったり、

 

太田さんの読んでいたたくさんの本も見せてもらい

 

何冊か、形見として頂きました。

 

他にもたくさんあったのですが

カバンに入りきらないので断念・・・・・TT

 

 

ひと段落したら、太田さんとのお散歩コースだったという、ご自宅からすぐの瀬戸内海へ。

 

奥様と、思い出話をしながら・・・。

 

 

その日の夜は、太田さん御用達だった小民家レストランへ。

 

 

来客があると、かならずここで食事したとの事。

 

美味しい懐石料理に舌鼓。

 

しながらずっとガールズトーク・・・笑

 

岡山駅のホテルに、奥様と二人で一泊。

 

次の日は、朝から牛窓のオリーブ園に。

 

太田さんと奥様がデートした所を巡ります。

 

瀬戸内海を一望できるオリーブ園は絶景です。

 

太田さんと一緒に行ったというレストラン「ロッサ」へ。

同じ画角で再現してみる^^

 

瀬戸内海を眺めながらの絶景ランチ。贅沢。

 

最後に、東洋のエーゲ海といわれる、牛窓ビーチ。

 

ここで、太田さんもアーシングをしていました。

 

 

「ULTRAMARINE」

瀬戸内海の傍で生まれた、彼の会社名です。

 

 

1泊2日という短い時間ではありましたが

 

奥様と、太田さんの足取りを辿りながら

 

思い出話にふけり

 

たくさん泣いて たくさん笑いました。

 

 

今回、太田さんに直接会うことは出来なかったけど

 

太田さんは

 

奥さんの事が心配で

 

奥様と、この時間を過ごさせる為に

 

この時期に、私を岡山に導いてくれたんだと

 

はっきりわかりました。

 

太田さんから受け継いだ、私の役割。

 

ちゃんと果たす事が出来たと思います^^

 

東京に帰る奥様を見送り、私とは大阪でお別れ。

 

窓越しに、涙を流しながら、それぞれのいるべき所に帰りました。

 

彼女とは、本当に不思議な繋がりでした。

 

闘病中から、ずっとメールだけのやり取りをしてきましたが

 

初めて会ったとは思えないほどの居心地の良さで

 

一緒にいる空間が、なんとも自然で

 

昔からの幼馴染の様な・・・

 

きっと前世から、強い繋がりがあったか

 

もしくはひとつだったかもしれないと

 

お互い想えるほどでした。

 

きっとまた会える。

 

確信しました。

 

 

その後私は大阪で一泊。

 

年末に、太田さんが、どうしても明石焼きを食べたい、と言っていて

 

叶えられなかった、というので

 

今度はその使命を達成するために

 

大阪で、明石焼きにたどり着きました。

 

 

生地だけのたこ焼きに、だし汁をつけて食べます。

 

 

たこ焼きのお吸い物みたいな感じ。初めて食べました。

 

大阪の夜に最後のミッションをクリアし

 

翌朝、千歳へ向かい、

 

無事、札幌へ戻ってきました。

 

濃厚な3泊4日・・・いや

 

濃厚な、1年7ヶ月でした。

 

きっと私は、この役割を全うするために

 

1年7ヶ月前に、彼と出会ったのでしょう。

 

そして彼が、この日本で、為し得てきた事

 

薬学の知識を持って、良心と正義感のみで、日本の政治に、国民に、働きかけてきた事

 

テレビの番組プロデューサーとして、情報を発信してきた事

 

自然療法で癌と向き合うという、ひたむきな姿

 

自分自身と向き合う事に最期を費やした、彼の生き様は

 

私の心に、深く刻まれました。

 

そしてこれからも

 

大きな社会問題が起きるたびに、

 

太田さんならどう判断するのか想像し

 

太田さんが生前予想したような時代が来たら

 

真っ先に太田さんに、「こうなったよ!みてる!?」って叫びます。

 

今後必ず訪れるであろう、病気や、西洋医学の問題、自然療法と向き合うたびに

 

太田さんを思い出して

 

自分の最期には、

 

やっと、あの時の太田さんの気持ちに、本当に寄り添える事が出来る喜びと

 

太田さんに会えるのを楽しみにしながら、天国へ行ける気がします。

 

彼の存在は、私は一生忘れる事は無いと思います。

 

彼は、日本の多くの人たちに、大切なメッセージをたくさん残していったし

 

私も、彼に救われた一人です。

 

こんな少しの期間で

 

間違いなく、多くの人の心の中に、しっかりと痕跡を残していきました。

 

太田さんがいたから繋がれたご縁がたくさんあります。

 

彼が残してくれた情報、ご縁、全て

 

彼の生きたかった未来を受け継ぎ

 

私も一日一日を、大切に生きていこうと思います。

 

皆さん、短い期間でしたが

 

動画をご視聴頂き、応援頂き、本当に感謝しています。

 

これにて、「癌を味方にする男」の配信は終了します。

 

本当にありがとうございました!!!!!