あ、そうか。今日は…。 | 千夜一夜の夢物語

千夜一夜の夢物語

何気ない日常、それはありえない非日常。

いつもどおりの現実、しかし考えるのは非現実。

当たり前の事実、捻じ曲げられた虚構。

*****


手の中に握りしめた小さな包みは、すでに包装紙が崩れている。

箱に入っていたはずなのに、その原型はなくて握りつぶされようとしている。



「ごめん、それ受け取れない」



たったそれだけの言葉なのに、さっきから頭の中をリピートしては

耳の奥で響いている。何度も何度も振り払おうとしても、それは消えてくれない。

下手に受け取ってもらって、こっちが変な期待を抱くよりもはっきりと

言ってくれただけまだいいのかもしれない。そう、前向きに考えよう。


でも、やっぱり割り切れるほど大人じゃない。


強く握りしめていた包みを、指の力を緩めて再び姿を見つめた。

これ、どうしよう…。ラッピング、結構自信あったのになぁと思いながら

リボンをゆっくりと解いていく。そっと、形が崩れてしまったソレを手にとって

ゆっくりと口へと運ぼうとした。すると、横から手が出てきてチョコをつかんだ

手を自分の口とは違うところへと向けられていた。


「えっ?」


その手の主は、私が掴んでいたチョコをすでに口の中に入れて満足そうな顔を

していた。指からチョコはなくなったはずなのに、指先が熱い。


「自分で食うよりも、いいだろ?にしても甘ぇな…」


そう言いながら、私の頭に手を優しく置いてポンポンと叩いた。

何があったのかとか、どうして崩れているのかとかそういうのは聞かないで

ただ、黙ってそばにいてくれるという気持ちが痛いほど伝わってきた。

手元に残っているチョコを、ほおばって涙をこらえた。


「本当だ。甘いね…コレ」


「だろ?でもよ、それだけお前が気持ちを込めたってことだろ?」



そういって、恥ずかしそうに顔を私から背けて頭をガシガシとかいた。



「まぁ、そんなもんを俺が食べちまったけど…いいよな?」


私の口の端についていたチョコを乱暴に指で拭ってそれを、自分の口許へと運び

満足そうな笑みを浮かべた。思わずその表情にドキっとする。



ねぇ、今すぐには無理だけど…来年は君のために作ろうかな?


*****



はい、今日はバレンタインデー。

きっと、みんなソワソワしてたんだろうなぁと勝手に思ってますけど…どうなんだろう?



そんな私は、昨日の仕事があれだけ忙しかったので今日は楽だろう!と

思っていたんだけど…そうはいかず(涙)

なかなか忙しいというか、距離がすごかったなぁと思いましたね。

ていうか、高速使わないでよく行ったよなぁと思う。むしろ下道ばかりな一日でした。


事務所帰ってきてからも、やること山積みだからへこむしね。


と言って、実は片づけましたけどね!!!やるときはやるのさ!!

仕事は早いんだけど、たまにボケーっとしているので変な間違いをするんだよなぁ。

しっかり確認してやろうと思うんだけど、朝の忙しい時間だとそこまで頭が

回らないことが多いのよね・・・どうにかならんかね!!



明日もそこそこ忙しいので、どうなることやら…デス。



そして、やっぱりフランソワーズの調子が悪いので嫌な予感がします。

なんかなぁ…どうにかならんかなぁ。というか、調子が悪い原因をどうにかして

取り除きたいところだけど、スリープ状態がうんぬんって言われてもね…。

どうすんべ?(笑)