感動のあの公演が再び!!
「くりゅプロジェクト」
「しあわせな王子プロジェクト」が帰って来た!
しかも新作を引っさげて!!
8月13日と14日は、
大好きだった「しあわせの王子」と、新作「マッチ売りの少女」、
二本立ての二日間でしたが…
夢に向かって頑張る方の2年間という時間はとても大きい!!
それを強く強く感じた時間になりました!!
栗生みなさん
高野光平さん
2年前の初演時は別々の所属でしたが、
今や同じ事務所で同じマネージャーさんの元にいて、
再びこの作品で一緒に出演する!!
そんな奇遇なお2人のとても素敵な姿を観てまいりました~。
ということでレポレポ。
まずは前回初演時のブログを宣伝宣伝ああいやらしいw
そして今回の感想に行きます。
●マッチ売りの少女
お話の語り手と、その話の中に出てくる少女、という2人の役割。
朗読とひとり芝居の融合、みたいな感じですかね?
語り手の男性…高野さん…が読み進める合間合間に、
マッチ売りの少女のくりゅがお話の中の世界でひとり演じる、
そんな感じ。
2年前の公演では「音楽『朗読』劇」と銘打たれていたわけですから、
この形はまさにその言葉に近いものでしたかね。
でも時々、本の外の世界と、本の中の世界が、
繋がりを見せるような描かれ方もしていきます。
そこは追々。。。
舞台はピアノの中川さんがまず登場し、演奏を始めます。
すると語り手の高野さんと、マッチ売りの少女くりゅが、
2人連れだって2階から下りてきて、
客席後方からは左右に分かれてそれぞれステージに向かいます。
上下両側からステージに上がり、中央で向かい合う2人。
顔を見合わせている?
男性が手を上げて体の前に構えると、
少女も同じように手を上げて、近付く…
お互い見えてる?タッチをする?かと思ったところで、
少女は男性から逸れるようにして脇を抜けてしまう…すれ違い。。
びっくりしたような男性が椅子に座ったところから、
彼の語りが始まりました。
お話自体は良く知られているものです。
それだと一瞬で終わっちゃいますよね(笑)
もちろんそうではなく、語りの合間で少女の姿が克明に描かれます。
マッチを一生懸命売ろうと頑張っている姿。
そして
「マッチいりませんか
マッチいりませんか♪」
という、メイツ!でもおなじみタケシズHONDAさん作の
マッチ売りのテーマを少女が歌ったり。。
マッチ箱に手書きの絵を描いて、
寒い大晦日の日に薄着のままで、
街の噴水広場で一生懸命声を掛けている少女。
マッチを売るだけじゃなく、
いつか雑貨屋さんを開きたいという夢を持って。
1日1枚コインを貯めたら、1年で365枚…2年で730枚…と、
可愛らしい夢を語り歌う少女の姿。
まるで語り手の男性の目の前で実際に起こっているかのように…
(実際高野さんの目の前で起こっている訳ですが(^^;))
原作と違うのは、マッチはひとつだけ、売れるのです。
……Let's客いぢりww
初演時のブログにもありますが、この公演は客いぢりがあります!
寒いのに噴水のふちに腰かけて寂しそうに?
とかなんとかしてる一人の男性が本の中に登場します。
語り手がそう読み進めると、少女の目が
きらーーーん!!
笑みを浮かべて獲物を狙うその目はまさに肉食獣!(誇張アリ)
客のひとりを完全ロックオンして、目を逸らすことさえ許さない!
こんな寒いのにひとりで寂しそうにして、
あの人はきっと買ってくれる!買わないはずがない!
いや、この人はマッチコレクターだ!!
とかなんとかどんどんヒートアップしていく語り手の言葉!!w
これはもう明らかにアレですよね、
お笑い的な感じでの「フリ」というやつw
そしてヘビ少女に睨まれ続けた哀れなカエル客は、
ついに丸呑みにされてしまう…
その客の目の前までやってきた少女が掛けた言葉は、
「マッチ、いりますよね?」
おいコラ…何故すでに「いる前提」の言い方なんだww
そして「ね?・・・・ね??」と押し売りに等しいアタックで、
無理やり「いる」と答えさせる少女。
大歓喜の大暴れで、あなたにぴったりの絵を探してあげます~
と自分が書いた箱の絵からチョイスして、
マッチ箱を渡します(エアーで)。
それを受け取った客に対して、満面の笑顔で……悪魔の笑みでw
「はいっ」と、
つまりは「コインよこせ」の意味で手を差し出す少女w
まあ渡すのもエアーで良いんですけど。
もちろんここは笑うことろですw
このシーンだけ観ると、あの悲しいお話だとは到底思えませんねw
でもやはりお話は徐々に悲しい方向に向かって行きます。
日が暮れて気温は下がり、
広場から人はどんどん減って行きます。
でも少女は、大好きだったおばあちゃん、
亡くなってしまったおばあちゃんの、言葉を守って、
笑顔のままで、頑張ります。
寒い中で懸命に頑張っている少女に向かって、
語り手は声を掛けたりもします。
今日はもう帰った方が良いよ…とか、
そのマッチ全部自分が買うから…とか。
目の前にいる少女に、面と向かうようにして。
でも、もちろんその声は届きません。
そして売り物のマッチに火を灯してしまい…
寒さの中でつい、次から次へと使ってしまいます。
帰るよう説得する男性の声も届かず、どんどん減るマッチ。
寒さはいっそう厳しくなり、ついには新年の鐘が鳴り響き…
そしてついには最後の1本になってしまいます。
それに火を灯せば彼女は亡くなってしまう。
それを知っている男性は本を閉じ、読むのをやめました。
同時に彼女も動きを止めました。
こうすれば彼女が亡くなる結末まで進まない。
亡くなって天に召されて何となくハッピーエンドな結末、
天使がやって来てベルなんか鳴らして…
そんな結末には納得が行かないんだ。
男性はそう述懐します。
しかし・・・
「おばあちゃん」
驚いて振り返った男性の視線の先では、
少女がまた動きだし、火を灯していました。
その目に映るのは大好きなおばあちゃんの姿。
「何勝手に話を進めてるんだ!もう読んでいないぞ!
そんなところにおばあちゃんはいない!」
・・・・・・
『いるんだよ!!!!』
突然、男性の言葉が届いたかのように、絶叫を返す少女…
自分の姿が見えていたのか?
驚きのあまり言葉が止まってしまう男性。
そして…お話の通りに、彼女はおばあちゃんに会えた幸せの中で、
身体を横たえ、静かに息を引き取ってしまいました。
男性の目の前で。。。
何もできなかった…打ちひしがれる男性。
でも彼はあきらめませんでした。
「こんなんじゃ終われない!!」
マッチが一本でも残っていれば生きていられるんだろう?
なら残っているマッチを…
そう思って、辺りを懸命に探します。
でも、探しても探しても、落ちているのは彼女が火を灯して、
既に燃え尽きたものばかり。
どうしようもないのか・・・・・・
その時ハッと彼は気づきます。
本を手に取りさかのぼる…
見つけた記述は、、、噴水広場でポツンと座っていた男性のこと!
はいっ!Let's 客いぢりPart2!!
もちろん笑うところですw
先程少女に押し売りに等しい強引さでマッチを買わされた人、
それを見つけた彼から、今度は真逆のお願いがw
語り手の彼は真剣そのものですがw
詰め寄られた客は困惑そのものですがww
こうして、たった一つ売れていたマッチに火を灯すと、
少女は、、再び目を覚ますのでした・・・。
目を覚ました少女がマッチの光の中に見たのは、
今度は雑貨屋さんの光景でした。
それを嬉しそうに男性に伝える少女。
そして男性は、少女が今度こそ家に帰るように、
明日からまた頑張るようにと告げます。
少女はにっこり笑って、家路につくのでした。
今度は、男性が上げた手に、
しっかりと小さなその手を重ね合わせて!
簡単なあらすじのつもりが結局あらくないやつになっちまったw
てことでこんな感じのお話でした。
脚本演出のエンドケイプさんはこの作品でふたつやることがあって、
ひとつはマッチの演出をどうするか、
そしてもうひとつは、この少女をいかに殺さないか、
というものだったそうです。
途中の男性の述懐にその想いは表れてるのですね。
何となくバッドじゃなくハッピーエンドっぽくされる、
それが納得いかないんだっていう男性の言葉。。。
ちなみにマッチの方は、
照明効果で魅せるか、パントマイムか、
それとも何かを使うのかで考えていたそうです。
「そこが決まればこの作品のほぼすべてが決まる」
くらいの言い方がおもしろかったですw
で、ちょうどプラモデルでザクのモノアイ部分を光らせる?
そんな作業をしている間に解決策を発見!
そして先が光る小さなマッチ型アイテムが完成!!
先っちょを押すと赤く光り、ひっぱると消えるやつ。
ただこれもMarkIIIで、最初は手の内に銅板を仕込み、
親指と人差し指の銅板同士をくっつけると光る、
とかマニアックな仕組みをやろうとしていたそうです。
でもやはり演技的に難しいらしいw
くりゅさんが非常に微妙なカオで応えてw、
結果、マッチ型の光る棒になったと。
ただそれも、光らせるのは押すだけなので楽なのですが、
マッチをこする動きの中で、自分の腕に押し付ければ光るので、
でも消すときは引っ張らないといけないので、
いかに客側に見えないように引っ張るかはなかなか苦労した模様w
その種明かしが1回目の公演であったあと、
やっぱり2回目の公演では手元をじっくり見ちゃいましたよw
そしてそして、自分自身の感想ですが・・・
終わりはこういう形のお話。
大変ではあるけど明るい笑顔で未来に向かって行く。
だから、ああ、良かったなあ…って思えるのですけどね、
それはビックリどんでん返しみたいなものでしてね。
道中の様子は、とにかく切ない!!
少女がもう健気で健気で><
笑顔で明るく元気に、頑張っています。
でも寒くてひもじくて、すごく辛いのが良く分かります、
それを巧みに見せてくれます。
そして元気にしているすき間から、悲しさ辛さの感情も、
ちらりちらりと見え隠れします。
でもおばあちゃんの言葉を大切にして、
懸命に笑顔でいようとしているのです。
その健気な姿がもう切なすぎました><
少女はとても可愛らしいです。
歳は幾つぐらいの設定だろ?
学校というワードがあるので、少なくとも小学生くらい?
でもかなり幼そう。
そのくらいの子の、無邪気な可愛さ的なやつ?
くりゅさんの表現、個人的には好きです。
あれだ、姉妹と雪のむにゃむにゃの、エ○サじゃない方の幼少時代?
そんな雰囲気が近いかも?
そして歌もとても可愛らしい。
曲が良いし歌詞も良い、歌い方はもちろん良い。
女の子が手に持った籠を左右に揺らしながら歌い舞う雰囲気、
すっごく思い浮かべられる歌です。
でも!
そういうね、可愛らしさがね、
切なさを生み出すためだけに存在してるんじゃ?
と思えるくらいに切ないです。
可愛らしさは切なさの引き立て役でしかないって感じ?
辛さと合わさることで、何もかも切なくなりました。
さっきから辛いと可愛いと切ないしか書いてないねw
そして、健気に笑顔で頑張ろうとしているところから、
時折心の奥底の気持ちがあふれ出てしまう。
平たく言うと泣いちゃいます、気持ちをほとばしらせるように。
この泣きはもうあれですよ、くりゅさんの多彩な例のやつです。
泣きの栗生!
ぎゅうぎゅうと抑え込んできたけれど、
中でむくむくふくらんでしまうのは止められず、
抑え込んでいた反発も込めて一気にドーン!!!
みたいにあふれ出る悲しい気持ちはもう素晴らしすぎた><
平たく言うと泣いちゃいます、少女でなくこっちが。
一番効かされちゃったのは、
「私はここにいます!」って叫びだったなあ…
広場にはもう誰もいなくなって、
それぞれの家を回っても相手にされず。
誰も少女に見向きもしなかった町の人たち。
誰か出てきてください!!って涙ながらの言葉もだけどさ、
本当に痛烈だった><
それと、マッチを使っちゃったから空っぽになって、
「売れないから自分で使っちゃいました…
お父さんお母さんごめんなさい><」
明るく話し始めていながらどんどん声に涙が混ざり、
最後には完全な泣き声で謝って…
切なすぎる><
笑い声もすごく印象的だった。
ケラケラ笑うという表現がぴったりなくらいに、
「あはははは」って高い声で可愛く…なんだけど、
笑う背景を想うとすごく切ない><
それにそもそも、笑い声の向こうに涙がある。
なんなら笑い声に涙声が重なる。
切なすぎるだろう><
辛かったけど、でもとても素晴らしい演技を、
とても良い姿を、見せてもらったと思います><
そして、語り手の男性高野さん。
極めて等身大っぽい、高野さんそのまんまっぽい役ですが…
見守ってる感すごい!
語っている時ではなくて、
少女が動いているときのOFF芝居の方ですね。
お話としては本を読んでいる体なのでしょうけどね、
どこまで深く感情移入して本を読んでいるのか!
その深い想いと少女の姿を具現化したのがこの芝居になった、
そんな感じがします。
通常はね、本を読んでる時の気持ちなんて外から見えませんけど、
それを外から見えるようにしたといえば良いかな?
そういう狙いではないかもしれない。
でも高野さんの男性の姿を観ていると、そうとしか思えなかった。
後は、彼がこの少女のことを、まるで身近な誰かに置き換えている?
そうやって見てしまっているから想いが深まる?
そんな感じ。
語っているときの語り手としての良さはもちろんです。
そもそも声が素晴らしく良いところに、
良い語りを聴かせてもらってね。
イケメン・声良い・読み上手い…くそぅ、二物も三物も>< ww
そしてもう一つ強烈に思ったのが、
無力な自分への…なんだろ、
怒りでもなく後悔でもなく悲しみでもなく、
ボキャブラリーがなくて適切な表現が出て来ませんが><
自分の無力さ、何もできないもどかしさ、
そういうものに打ちのめされてる感じ、素晴らしかった!
何とかしたい!っていう想いの強さが素晴らしかったのだろうし、
だからこそ、それが叶わなかったときの反動がいっそう強くなる。
そういう強い無力感ですよね、良かったなあ~。
あらすじ中の、客いぢりPart2のところ。
マッチを譲ってとお願いする姿は真剣そのものだった!
もちろん当人が笑いをやってはいけないシーンで、
当人が真剣であればあるほどのギャップの面白さ、
だと思うのだけど…それにしても集中力すごかった!
2日目の公演は、被害者の方wは、
高野さんのお知り合いだったのかな?
この方が実に絶妙だったのだけど、
最初はやっぱり動揺あったと思うのだけど、
マッチを譲ってくれないかと頼まれたときですよ!
素晴らしく微妙な表情!強い否定じゃないのだけど、
自分が買ったのに何で譲らないといけない?という意味の
「え~?」という言葉が顔に書いてあるくらいだった!!
あんな素晴らしい「え~?」はなかなか観られないと思うw
周りの客は、その表情したときすごい沸きましたしねww
でも高野さん、凄かった、ものともせずに、詰め寄った!
そこを何とかお願いします!という気持ちが勝った!
演技じゃなくて、真実何とかしたいと思っている男性がそこにいた、
そんな風に感じたww
客いぢりって演者側も怖いと思うけど、
どんな反応くるか分かんないからw
でも見事でしたねえ~あのやりとりは^^
そして中川瑞葉さんのピアノ。
いろんなアレンジでのきらきら星、
少女の可愛さとのコンビ?感すごい!
ぴょんぴょん飛び跳ねるように歌い舞う少女、
をまさに曲で表現してたって感じですかね。
平たく言うとピアノ演奏が可愛かったですw
それから、本職?の内部奏法
(という言葉を言ってくれたのは今回が初めてだった?
前回言ってたっけかな?)
ピアノの枠に収まらない多彩な表現がホントに楽しかったけど、
「ピアノの曲」じゃなくて「世の中のいろんな音」を
いっぱい楽しめるっていうのを、
今回ようやくしっかり理解できた気がします!
今回新たに聴いて、すごい!と思ったのは、
直接弦の1本を指で弾くやつ、
少女が夜空の星を見上げているときの曲でした。
元々ピアノの音って楽器の中でもかなり好きな方ですけど、
こんなにも澄んだ音を出せるっていうのは知らなかった!
初めて聴いた!!
スキースノボで雪山行ったりすると良く感じますが、
冬の夜の空気、冷たく澄んですごく静かで、
身を切るように冷たく凍てついて張りつめている空気・・・
その中で星を見上げる…このシーンきらきら星がまさにそれ!
身を切るような、か細く澄んだ高音!
凍てついた冬空は、星の光がいっそう綺麗に輝いて見えますが、
この済んだ音だからこそ、そんな夜空の星が見えた気がして!
星を見上げておばあちゃんを想う少女の頭上の光景を、
いろいろ想像できちゃいました。
もうひとつ言うと、
「少女がいかに冷たい空気の中にいるか」
ということも><
音の綺麗さ自体にすごくびっくりして感動しちゃいましたが、
お話と融合した時の効果も大きいのですね~^^
やばい、マッチ売り思った以上に長くなった!w
さあそして、もう一方の作品
●しあわせな王子
今回の公演で先に観たのがこっちでしたからね、
こっちの感想を先に書くべきか迷ったのですが…
気分的にはこっちが本命だったのでこっちが後~!
お話に関しては初演時のブログにがっつり書いたので割愛。
○印象が強かった部分
今回、大きくは変更点はなかったと思いますが、
自分的に印象が強かった部分について。。。
まずお話に関しては、夕方のシーンがなくなりましたね。
台本2ページ削ったと伺いました。
ここは個人的にちょっと残念だったところ。
この夕方のシーンはこの後に来る「夜」を想起させる、
言ってみれば前奏曲の役目が大きかったところ。
夕刻…夜への前奏曲、な~んて、
かつて観たミュージカルのタイトルをもじってみるw
「夜」、もちろんストレートでない方の意味合いです。
良さが薄れるから具体的な書き方はしませんがw
ぼんやり書けば、「夕方から…夜」って、
なんというか切なさみたいなものを募らせる要素ありますよね。
「秋から…冬」でも良いかも知れないw
このシーンがあるので、コミカルで愉快な客いぢりシーンから、
最期の時に向けた一歩を踏み出してしまった…
そんな切なさの予兆になってたのですよね。
だから、コミカルなところから急にシリアスにもなるので、
唐突感は否めなかったかな~。
もしまた再演があるのなら、このシーンの復活を熱望!
そして、お話の変更点ではないですが、
2つの印象強い変更点について。
1つめは、これはピアノの伴奏ですが、
王子から「真実」が語られるとき、ピタッと音が止まる!
この変化!これは素晴らしかった><
王子様は優しくてなんて素敵な方なんだろう
そう信じているツバメくんに突きつけられる、
あまりにも残酷な真実…君が最初じゃない。
それまでの曲がピタッと止まって無音の中で聴くこの言葉、
すごく効果が大きくなった気がするのですよね~。
まあもちろん好みでしかないのですけど、自分的には会心の一撃。
ゆったり曲が流れて
↓
「ツバメくん!」
↓
ピタッと止まる
この瞬間にもうハッとさせられますからね、
何かが来るのか!?っていうのを。
残酷さが際立つ際立つ><
初日に聴いたとき、確か初演はこうじゃなかったはず、と思って、
確認したらやっぱりそうでした。
直前まで音を止めるかどうか、検討?していたそうなのです。
これ、再演があるならぜひまた、ピタッと止める方向で!!!
もう1つは会場のレイアウトというか客席の向きのこと。
前回は入り口から入って左側がステージ部分で、
横長の客席の形になっていました。
それが今回は、入り口は客席の最後方になり、
ステージが正面の奥になりました。
これで何が変わるか…
ツバメくんが暴れまわる行動範囲が変わるw
入り口のカーテンの向こうに隠れたのがどこになるかと思ったら、
まさかトイレへの入り口部分になるとはww
カーテンにくるまるのでなく扉の向こうに消えて、
その向こうからギャーギャー文句を言うw
そして顔を出したと思ったら、扉で顔を挟む…
くりゅのふんわりほっぺが扉に挟まれ、ぶににっとw
まさにピノコの「アッチョンブリケ」!ww
と、ちょっとしたところでこんな違いがありました。
○キャストさんお2人について
さあ~そして本命。
ご出演のお2人についての感想です。
ツイッターにも書いたのですけどね、
2年間、という時間の重みを本当に感じた今回でした。
おふたりとも本当にすごくなってる~~!!って。
まずはツイッターから転記。
△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
1)
しあわせな王子プロジェクト
「しあわせな王子・マッチ売りの少女」
観てきました
とりいそぎ再演の「王子」の感想を
良い意味で大きく変わらない構成、だけど…
王子とツバメが変わった!すごくパワーアップしていたのを感じました!
2)
思ったのが、歌っているのは「天使の歌声栗生みな」でなく「ツバメ」になったってこと
もちろん天使の歌声は健在、でも印象がまるで違う!
だからキャラ全体の印象が強くなった気がしました^^
カーテンコールでエンドケイプさんが「栗生さん可愛い」を連呼してたのが印象的で(笑)
3)
そう言わせた要因にこういうパワーアップ要素もあったのかな?^^
そして王子役高野さん!
王子の想いがすごい!気持ちが乗るだろうクライマックスに限らず、たくさん客席に飛んできた!
これが発する言葉の力ってやつ!?
2年間で積み上げたものの重みなのでしょうね~^^
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽
ということで、
お2人のパワーアップをとても感じた公演になりました。
くりゅさんの歌声。
天使の歌声と呼ばれる澄んだ素敵な声ですが、
ツバメの方はといえば、ヤンチャ坊やの感じがいっぱい!
ツバメの話す声と、普通の素敵な歌声とは印象が違う。
前回は、歌声の方はこの素敵な歌声でのものでしたが、
今回はここがまるで違ったのですね。
開演して、階上に姿を現すくりゅさんツバメが、
歌いながら街に舞い降りてくる…あれ…歌声がヤンチャ??
これが初日の最初の印象でした。
歌が元気でヤンチャなツバメになったら、
なんだか話す声もまたヤンチャ感が増したような気がしました。
ヤンチャで元気ないたずらボウズ、
そういうツバメくんのキャラの印象が、
全体的に強まったように思えたのですよね。
でもね、高音の歌声はやっぱり、
くりゅさんのあの天使の歌声なのですよ~。
だから、後半になってお話の悲愴感が増していったときの
優しい王子様への思いを歌うところは違う。
ヤンチャさでなく、優しい想いが表れたような澄んだ天使の歌声。
こういうところがキャラの魅力の振り幅になったと思います!
キャラの声のままで歌えるようになったパワーアップは、
表現するキャラクターの魅力のふくらみに繋がった。
ひとつのパワーアップが、
全体的の底上げに繋がったってことかな^^
もちろん、全体的な底上げは、2年という時間の中で、
たくさんあるのだと思いますけどね^^
しっかし・・・
ヤンチャなツバメは本当に可愛かった…
なんなんだあの可愛さは…
これもヤンチャパワーのアップのせいなのか?
ツイッターにも書きましたけどね、
可愛い連呼のエンドケイプさんが面白くありつつも、
ものすごい共感をもってみることができましたよw
ちなみにこの歌声のことについては生誕ライブでもお話があって、
そちらのブログに書いています。
くりゅさん、何やら声の出し方で、
コツ?を掴んだそうなのですね。
これからがまた楽しみですね!^^
そしてそして高野光平さん!
声の力、気持ちのこもり方?、すごかった〜!
前回は千秋楽の最後に、とても気持ちのこもった演技がありました。
(前回ブログ参照)
でもそういう気持ちのこもりやすいシーンだけじゃなかった!
今回まず感じたのは、街の人を助けたくて、
ツバメくんに懸命にお願いする言葉でしたよ。
あれは助けたいという思いの強さゆえなんですかねえ?
お願いしたいという思いが客席の自分にまでびしばし飛んできた!
めっちゃ頼まれた!!
そんなに頼むのなら…なんとなく自分がそんな気にさせられた!!
そこでまずね、がっつり心を掴まれてた気がします。
そしてやはりクライマックス。
君が最初じゃない、という告白から、
それでも王子の優しさを訴えるツバメくんとのやりとり。
あのシーンは素晴らしかった!
後悔の念がどれだけ滲み出てくるのかと!><
最後もね〜
まさかまさか銅像が台座から落ちてしまうとは!(笑)
でもあの思いは良かった〜
ただでっかい声ででっかい気持ちでって訳じゃなかったんだと思う、たぶん。
そこまでの自らの行いを悔いる気持ちがしっかり出てたから、
あの絶叫がまた、ちゃんと自責の念ゆえの、願い?
心臓が割れてしまえ、という願い・想い、になったのだろうと思います!
こういうところ、もしかしたらですが、
今回の王子に有機物感が増したことと無関係ではない?
前回は、心は有機物、体は無機物、という感じ強かったですが、
今回はかなり動きのある銅像になりましたからね。
動きや表情などもつくことで、気持ちも乗りやすかったりした?
ただそれを差し引いたとしても、
とてもとても素晴らしくなっていたのは間違いないと思います!^^
そうそう、王子のところでも変わったところが。
最後のセリフにツバメへの「ありがとう」が入ってくるようになりました。
あれはどういう想いだったのかなあ。
そして、心臓は割れたのだろうか。
簡単には王子を殺さない・美談にはしないぞ、ということだったけれど、
今回のこれで思ったのは、割れていたとしてもいいのかな?ってことと、
自分の酷い行いに気付かせてくれて、
心臓を割るまでに至らしめてくれた、
そういうツバメへのお礼……でも良いのかなって。
もちろんエンドケイプさんご自身の想いは分かりませんが。
聞いておけば良かったなあ。
○その他
あとはざっくばらんに書きます。
(まだ書くのかw)
序盤の愉快なシーン。
ツバメの疾走感というか暴走感というか、すごかったw
特に千秋楽では、何かゾーンにでも入ったのか?ってくらい、
ものすごく良いテンポですっ飛んで行ってしまったw
そして…そんなツバメの様子とワンセットの、
相手させられる王子のヤレヤレ感w
「やれやれ…」ってまさに顔に書いてある状態ww
この温度差が楽しかったなあ^^
そしてやはり泣きの栗生!
王子の心を感じて優しい優しい雰囲気になって行くツバメ。
その雰囲気自体も胸を打ちますし、さらに、
真実を知らされてもなお、懸命に王子の優しさを訴える、
その姿がとてもとても胸を打つわけです。
人間は愚か、この街にやってきたときにツバメが歌っていた歌、
その言葉を口にする王子に対して、
「違うよ!王子様は誰よりも優しいんだ!!」って。。。
あらゆるところに涙があふれたこの言葉は、
痛烈としか本当に言いようがなくて><
そしてその後の泣きじゃくる様子は…
「ひっくひっく」「えぐえぐ」
マンガ的表現のこれらの擬音を、まさに実現する泣き方。
ヤンチャな子供のようなツバメなだけに、
こういう泣き方がもうとてもとても合ってしまう気がします。
そんなこのシーン、なんとなくなのですけど、
千秋楽では少し雰囲気が違ったように感じました。
「王子様は誰よりも優しいんだ」という叫びのような言葉の言い方、
それまでの回よりも、どこかツバメの雰囲気が柔らかだった?
強い叫びには違いないとも思うのですが、
それでも言葉の内のどこかに、ツバメの中の優しい雰囲気?
それが混ざっていたように感じたのですよね。
どうだったんだろ…思い過ごしは否定しませんが(^^;
で、そういう優しさがね、これは先を知るゆえの先入観ですが、
死に直面していることを自覚しているが故の優しさ…
自分はもう死んでしまう、その自覚が人を優しくさせる…
なんだかそういうもののように感じられてしまいましてね~。
初演含めてそれまで観たのとは違う感触で、
胸を打たれてしまったのでした。
それとこれは、マッチ売りと王子の両作品についてですが、
ピアノの選曲、要所での選曲が良いんだ~~><
マッチ売りでは少女が亡くなるところ、だったかな。
別れの歌、が流れます。
王子の方では、ツバメくんが死に向かうところ、だっけ。
悲愴、が流れます。
クラシック詳しくないですけど、どちらも有名ですよね?
っていうか自分が良く知る好きな曲でもあるのですが、
使いどころ…タイミングが素晴らしく絶妙…
っていうか涙を誘う><
これは中川瑞葉さんの選曲なのですかね~。
素晴らしかった…(TT)
といったところです~~~~~っかり長くなりましたが、
くりゅプロ、
マッチ売りの少女
しあわせな王子
素敵な素敵な両作品の感想でした~!






