パラダイスロスト、閉幕 | 未来に向かって ~旅立ちの朝~

未来に向かって ~旅立ちの朝~

応援している大切な人たちのことを中心に、日常をつづっていきます

パラダイスロスト、昨日無事に、千秋楽を終えました。

初めての主演、しかもこれだけ難解な芝居。

その難局を乗り越えた綾乃さん、本当にお疲れ様でした。

この難しい芝居をとても楽しく見せてくださった出演者の皆さん、

本当にお疲れ様でした!!



絶賛余韻に溺れ中でございます。

これだけ溺れるっていうことは、やっぱり良い舞台だったんだな~って思います。



というわけで、芝居が終わるといつものように振り返りをしたい私。

(ここ数作品サボってるけどw)


でも今回はあらくないあらすじは書きませーん。

これは記憶とメモを頼りに自己満足的に書いてるものw

でも今回は普段はなかなか買わない台本を買っちゃったので、

つまりカンニングになっちゃうのでねw


なのでできるだけ「あらすじ」で感想書きます。




----公式HPよりあらすじ------------------------


あとわずか数ヶ月で卒業を迎えるはずの高校三年生、

散原ミチルは、ある日突然、行方不明になってしまう。

親友であり、唯一の理解者だった延石サオリの前に都市伝説の

”三階のシホさん”こと小野塚シホが鏡の中から現れて、告げる。


「あの子を助けたい?なら私と一緒に、もうひとつの世界へ行きましょう」


鏡の向こうにあったのは、サオリの知っている現実とは、

少しだけ違う別の世界。もうひとつの世界へ行くためのルールはひとつだけ。


「別の世界のあなたはもう死んでいる」


けれど、サオリとシホが世界を行き来するうちそのルールが崩れ始める・・・。

超常科学研究部の顧問、木島ミノリと、転校生でたったひとりの部員

鳴沢メイアは、シホの作り出した迷宮に挑む。

おかしくなった世界の変化に巻き込まれたバレー部元キャプテン、

深水アミと、アミを尊敬していた後輩の横山ユリカ、

そして卒業するはずの三年生たちは、果たして元の世界に

戻ることができるのだろうか?サオリは無事にミチルと再開することができるのか?


56億7千万の世界のなかでたった一人の

あなたを見つけるために、私は旅をする------


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(再会が「再開」になってますね(^^;))




時間空間を超えて旅する系のお話ですね。

というわけで、自分なりにあらすじを書いてみます。

公式HPのあらすじを踏まえた上で読んでくださいね。



●あらすじ

主人公のミチルは孤独な少女。

親友(というか恋仲ですね)のサオリにしか心を開かない?

学校でもちょっと浮いた存在でした(と思われます)。


2人で「三階のシホさん」が現れるという伝説が本当か確かにようと約束しますが、

サオリは約束の時間に遅れてしまい、

そしてミチルだけがそのまま鏡の向こうの世界に旅立ってしまいます。


ミチルがどこにもいなくなってしまい悲しむサオリ。

恐らくはあの伝説に関係があるのだろうと深夜0時に学校の三階の鏡の前に来ると、

そこにシホが現れるのでした。



そのままミチルを探していくつもの世界を旅しはじめるサオリ。

それらの世界では、サオリの元いた世界とは何かが少しずつ変わっています。

仲良しグループだった子達がいじめっ子とパシリの関係になっていたり、

勉強ができる子ができなくなっていたり、

ヤンキーから更生して生徒会長になった子がそのままヤンキーだったり、

超絶セクシーな先生が超絶地味~になっていたり。


でも全ての世界に共通するのは、みんなサオリのことを知らない。

それは移動できる世界が「自分が死んだ後」の世界だったから。

どの世界に行っても、サオリが見つけたミチルは、サオリのことを知りません。


ただ自由に行き来できるシホだけは、どこに行ってもサオリについてきます。

どこに行っても自由奔放に遊びまわるシホ。

彼女はサオリに色々アドバイスをしてくれたりもするけれど、

まるでサオリを弄ぶかのように肝心なことを言わないでいたりします。

それでもサオリは、大好きなミチルを探して世界を移動し続けました。



そうしてサオリたちが移動するうちに、世界のルールが崩れ始めてしまいます。

死んだ後の世界にしか移動できないはずだった。

なのに、別の世界にいる自分をさらに別の世界に押し出すことで移動できてしまう、

そんな事象が起き始めてしまいます。


突然黒い闇に包まれたかと思うと姿が消えてしまい、

そしてまったく別の場所から、まったく別の人格のその子が現れる…

つまりそれは、同じ人間がある日突然別の人格に変わる、

そういう混沌が生まれてしまうことを意味しました。



その点に気づいた世界の中で、ついにミチルと再会するサオリ。

でも世界が混沌に包まれるのを直さなければいけない。


オカルト信仰だったり科学の申し子だったりと違いはあるけれど、

どうやらどこの世界でも相当頭の良い2人、木島先生と鳴沢メイア。

彼女たちの協力を得て、周りのみんなにも事情を話して、

様々な世界に飛ばされてしまった「自分の世界の」友人を連れ戻すために、

世界を混沌から守るために、

みんなが様々な世界へと旅をし始めます。



世界を移動する手段をみんなに教えたシホ。

でも、ここでもシホは、大切なことを皆には伝えていませんでした。

56億7千万もある世界の中で、狙ったところにいける方法。

複数人で一緒に扉に入っても、行き先は別の世界に分かれて必ず1人で出てくること。

仮に探す相手を見つけても、一緒に同じ元の世界に戻る方法。

どれもみんな知らないままで世界を旅することになりました。



シホと共にいたミチルとサオリはそのことをシホから知らされます。

そんなルールの話を聞いたミチルが気づくのでした。


移動を繰り返すうちに経験則で気づくルールなどはあるけれど、

シホはそれ以上に色々なルールを知っている。

もしかして…この世界はシホが作ったのでは…

そしてそれはミチルが気付いた通りだったのでした。


複数の世界も、移動できるルールも、シホが作ったもの。

なのにそれをきちんと伝えずにみんなが移動をし始めている。

「人の人生を弄んで楽しい?!」

シホに対して怒りを露にするサオリ、でもそのサオリをミチルが止めます。

「シホはもう、バツを受けてるの」



ミチルだけが気付いたのでした。

シホは元から全ての世界を自由に行き来することができる。

それはつまり、「どの世界にもシホに関するものが存在しない」

ということを意味していました。


誰もシホを知らない。

シホに関する何一つも存在しない。

実は誰よりも孤独な存在だったシホ・・・。



なぜこんな世界を作ったのか…

それは、大好きなみんなが卒業して行ってしまうから、お別れしたくなかったから。


でもそうして作った世界の中で彼女は、

本当の意味では存在が許されない存在となってしまったのでした。

元の世界もなくなってしまったのか、戻ることができない。

卒業したくなかったら、卒業することができなくなってしまったシホ。



みんなを助ける方法はある、移動するゲートを操作すれば良い。

でもその前に、卒業式をして欲しいと願うシホ。

その気持ちを想い、卒業式をしてあげるミチル。

満足したように、シホは空間の操作を始めます。


「2人だけは元の世界に戻れないけどいい?」問いかけるシホに、

「サオリがいれば平気」「私も」そう答える2人。


シホが空間を操作するうち、歪みから大振動が起き、

立っていられないミチルとサオリ。

そんな2人にシホが言います。


「修復のエネルギーには私の身体を使うから、もう会えなくなっちゃう

 正真正銘、全ての世界から私は消えちゃう

 2人は元の世界に戻れないけど、ずっと一緒の世界にいられるように

 私の力を少しだけあげるね」


2人はシホに叫びますが、空間の歪みと共に闇が広がって行き、

その中にシホは消えてしまうのでした。。。。




世界は平穏を取り戻し、全ての時間がシホに会う前に戻ります。

何も知らないまま、みんな無事に卒業を迎えました。


そんな様子を温かく見守るミチルとサオリ。

2人の元いた世界を探して、2人だけの旅を続けるのでした。。







・・・・・・またやった!

あらすじって言ってもぜんぜんあらくないねやっぱりw

でもでもテキスト100行くらいでまとまったのは、

やっぱり自分の中ではまったくもって「あらすじ」なのですよw




そんなこんなで、感想行きます!



●作品への感想

時間や時空を超える話には良くあるパターンですが、

かなりのパラドックスがありました(^^;)

細部を突き詰めていくと必ず何かがおかしい。


お話を全体で考えるとそういう矛盾がどうしても気になってしまい、

全体的には辛目の採点になってしまうかな~というものでした。


でも1つ1つのシーンでは良い部分がいくつもあったと思います。

ただ、キャラの掘り下げであったり、キャラ同士の関係性が語られる部分が少ないため、

感動的なシーンでも感動が深まりきらないのがちょっと残念なところ?



でも、この脚本を作るの難しいと思うのです。

アリスインの舞台はいろんなキャストさんに見せ場が来るように作ります。

今回は人数も多かったです。

かつ、若い子がいるため終演時間を考えないと?作品自体の時間も短めです。

そういう条件を満たすのは相当骨が折れる作業だと思います。


もし、もう少しキャストさんを減らして、芝居も長くして、

その分ミチルとシホの絡みを増やしたり、

ミチルが世界を移動するくだり、サオリがひたすら探し続けるくだり、

そういう部分を肉付けできたら、

再会のシーンや卒業式のシーンは、もっともっと感動できたでしょうね。


ベースとなっているお話・発想はすごく良いものだったと思います。


ま、つまりですね

再会のシーンや卒業式のシーンはぐっとくるものがありました!



しかしミチルとサオリの「百合」感はすごかったなあ~(笑)

なんでか分かりませんが、2人が寄り添うところは

かなりきゅんと来るものがありました(笑)




好きなシーンは…


メイアと天敵シホの戦いw

コミカルな演技が本当に楽しかったですし、

2人にはさまれて右往左往させられるサオリも物凄く良い味出してました!


それからやはり2人の再会のところ。

苦労を重ねてようやくミチルを見つけた松橋ほなみさんのサオリの雰囲気、

あれはぐっと来ますね~


そして、卒業式。

シホに卒業証書を渡すミチル。あの声には毎回やられてました。ヤバい!

想いがすごくこもった言葉に聞こえてましたからね。



でもって一番好きだったシーンは、木島先生とメイアのシーン。

綾乃さんごめんなさい!(笑)


世界を直すために移動するメイアが、木島先生に会うところ。

その世界のメイアは1ヶ月前に亡くなり、木島先生は最愛の愛弟子をなくしたばかり。

そんな中で出会ったものだから最初は会話が噛み合わず、

徐々に事態を理解した木島先生がメイアと協力し始めるっていうものでした。


で、この会話が噛み合わない部分なんかホントに面白すぎでしたし、

あ、コントみたいなものですねw

さらに2人の演技がまあ楽しいこと楽しいこと!

セリフは変えないままに、表情と身体の動き変えて、

毎回表現する気持ちを少しずつ変えていた江里奈さんの木島先生と、

それを受け取る相田瑠菜さんのメイア。

2人の演技はホントに面白かった~!




っと、いつものように長くなりすぎたので、このブログはここまで。


また改めて、キャスト編の感想を書いてみたいと思います!