筋膜を整えて健康を取り戻す
筋膜調整セラピストの中村です。
前回は、「不調が起こる4つのパターン」ということで、不調がどこからきているのか、その代表的なものをご紹介させて頂きました。
※前回の記事はこちら
https://ameblo.jp/trigger-physio/entry-12413448979.html
今回は
「今出ている筋肉や関節の痛みが肉体由来か内臓由来なのか、大まかに見分けるコツ」
それをお伝えしたいと思います。
もう一度おさらいですが、不調は4つのパターンで起こることがあります。
その中でも筋肉痛や関節痛などの「肉体の不調」は、
2つのパターンを示します。
1つが、
今ある肉体としての不調が過去の肉体のケガや不調から影響を受けている場合
もう1つが、
今ある肉体の不調が過去からある内臓の不調の影響を受けている場合
この2つになります。
どちらのパターンも、結果的には筋肉痛や関節痛など、肉体の不調に影響しているので、症状の訴え方としては
・肩が痛い
・肘が痛い
・腰が痛い
・足がこわばる
などなど
主に「痛み」を感じている方が多い印象があります。
もちろん「痛み」は代表例ではありますが、その他にも
・しびれ
・動かしにくい
・だるい
・重い
・肩がこる
このように整形外科や普段の生活の中でも体験するほとんどの症状が含まれます。
前回の記事でもお伝えした通り、大切なことは今ある症状よりも過去の症状にあるのですが、思い出せないコトももちろんありますよね。
私も、小さい頃にどんなケガや内科的な不調があったかなんて、ほとんど覚えていません…
ではそんな時、今ある筋肉の痛みや関節の動かしにくさが、肉体由来なのか、内臓由来なのかを見分ける方法はあるのでしょうか???
残念ながら、全て完璧に見分けることはできません。
ですが
おおよそ予測することはできると思っています。
それでは、解説していきましょう。
肉体由来の症状の特徴は、
・動かした時に症状が出る
・動かす負担の量に比例して症状も強くなる
・逆に、負担が軽くなれば症状も弱くなる
このようになります。
対して、内臓由来の症状の特徴は、
・症状のある場所を動かさなくても痛い
・負担の量に関係なく症状がある
・安静にしている時や夜間寝ている時なども症状が出る(※肉体由来でも、ネンザ直後など炎症で腫れている時は同じように痛むこともあります)
こんな感じになります。
首の痛みを例に考えてみましょう。
主に首の痛みを感じているAさん
上を向く動きをすると、ほとんど毎回首に痛みが出て、上を向く動きを繰り返しているとだんだん症状が強くなってくる
このAさんのような場合、首の痛みが出る動きや方向がはっきりしているので、肉体由来の筋肉や関節の痛みが出ている可能性が高いと考えられます。
次に、同じように首が痛いBさん
首を動かしてもらうのですが、Bさんの場合は、動かしたからといって首の痛みが強くなるワケでもないし、痛みが出る方向が決まっていない
でも、常に痛かったり、何もしていなくても強くなったりもする
このBさんのような、首が痛いけど動きや方向がはっきりしない時は、内臓の筋膜が影響して痛みが出ているかもしれないと予想します。
もちろん、全てがこのポイントに当てはまるわけではありません。
それでも、今ある症状が
「どんな時にでるのかな?」
「症状が強くなる動きや方向はあるかな?」
こんなことを自分に問いかけながら日々観察していくことこそが、
「内臓の影響を受けているか、そうでないのかを見分けるコツ」
その1つであると考えています。
次回は、私たちの経験をふまえて、内臓の不調をきっかけに筋肉や関節の症状が出てしまっている時のポイントを、もう少しだけ付け加えて解説してみます。
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【内臓の不調と筋膜調整】シリーズ
④【内臓が影響している時の筋肉痛・・・しばしば見られる,ある特徴とは???】
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