筋膜調整セラピスト
TRIGGERの中村です
前回から
TRIGGERが、なぜ「筋膜」を施術の中心にしているのか?
このことを、いくつかに分けて説明しております。
前回の記事では、関節や筋肉の痛みがおきる原因には2パターンあることをお伝えしました。
おさらいになりますが、
①運動の仕方そのものが間違っていて、患部に負担がかかっているパターン(専門的には運動−病理学的モデルといいます)
例えば、
パソコン作業中のねこ背姿勢が習慣になっているせいで
結果として肩こりや頭痛が起きてしまっている状態
②骨折やケガなどで関節や筋肉自体が傷んでしまって、結果として、悪い動きや姿勢になってしまっているパターン(専門的には病理−運動学的モデルといいます)
例えば、
足首を骨折してギプス固定がとれたあと
足首の動きが悪いままで、長い時間歩いていたら腰が痛くなってきた状態
この2つのパターンがあることをお伝えしました。
※前回の記事はこちら
https://ameblo.jp/trigger-physio/entry-12409383347.html
当サロンのセラピストである半田も私も
①にあるような、姿勢や動きの癖を見極めて、痛みの原因を紐解く専門家でした。
もちろん、その考えは今でも大好きですし、得意分野でもあります。
でも、今は「筋膜」を施術の中心にしております。
それはなぜか・・・
以前、筋膜が硬くなる原因にはいくつかあることをお伝えしました。
筋膜が硬くなる主な原因には、
◎ 骨折やねんざなどのケガ
◎ ケガをした時に固定をした(動かせない時期があった)
◎ 使いすぎ
◎ 内臓の不調(※内臓と筋膜の関係は別で詳しくお伝えします)
これらがあります。
骨折やねんざ、固定、使いすぎ・・・
それによって筋膜も硬くなる・・・
硬くなかった筋膜が、硬くなってしまう??
ん????
気づきましたか?
そうなんです!!!
「筋膜が硬くなる」
これは、すでに「筋膜」という構造自体が変化していることを意味しています。
なので、先にお伝えした関節や筋肉の痛みが発生する2つのパターンのうちの
②のパターンになります。
(ケガした結果、悪い動きしかできなくなっているパターン )
そして筋膜の性質上、
近いところだけでなく、遠く離れたところまで影響を与えてしまいます。
例えば、近いところへの影響として、
ふとももの肉ばなれの後に、ひざが痛くなったり、ふとももに力が入りにくくなったりします。
遠く離れたところへの影響としては、
例えば、足首のひどいねんざをした数カ月後から反対側の肩が痛くなったりもします。
繰り返しになりますが、
筋膜が硬くなる(構造が変化する)ことで、
力も入りにくくなるし
関節の動きもジャマするし
ましてや、近くだけじゃなく
遠く離れたところにも同じような影響を与えてしまう
これらのことを考えていくと
目の前で起きている関節の動きにくさ、力の入りにくさ、悪い姿勢や動きの癖などは
過去のケガや普段からの使いすぎによって筋膜が硬くなっている(構造が変化している)
その結果
良くない姿勢や間違った動かし方「しか」できなくなっているのでは???
そう考えることができるんです。
実際に、サロンに来られた方々の中には
過去にケガをしたところの筋膜調整をするだけで、
・今ある遠く離れたところの痛みが消えた
・1ヶ所の施術だけで姿勢が良くなった
このように、「筋膜」が原因と思われる反応を示すことがほとんどです。
ただし、この「筋膜」の構造の変化は
筋膜だけでなく
筋膜を取り巻く環境そのものが変化している状態
なのです。
そして、ある一定の条件を加えないと
筋膜やそのまわりの環境が元通りにはならないのです。
では、これらの
「筋膜が硬くなる」
「筋膜を取り巻く環境そのものが変化している」
とは、どのような状態なのでしょうか?
また、それはどのようにしたら良くなるものなのでしょうか??
次回は、「筋膜」と「筋膜を取り巻く環境の変化」の真相に迫ります。
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