戦闘開始からいきなりオーバークロックギア(OCG)のギアタイムをMAXにする方法としては、インナーウェアのアフィックスやデバイスで〝ギア+TP〟を積み、ギア発動と同時に次のOCGを発動する為の3,000TPを貯めると言うのが普通だと思っていた。

もちろん他の方法もあるのだが、射撃系でも格闘系でも非テンションアーツで戦うスタイルだと非現実的だと思っていたからだ。

と言うのも、非テンションアーツ型のビルドの場合は、インナーウェポン側のスロットに〝格闘力アップ〟や〝射撃力アップ〟のデバイスを積んで火力を上げるのが普通。

すると、自ずとインナースーツ側のデバイスは火力上げ以外に使う事となり、そこに〝ギア+TP〟を積む事になると。

これは、インナーウェポンのスロットとインナースーツのスロットでは付けられるデバイスが違う、と言うのが一番の要因だからだ。


  ​ギア+TP型の特徴


OCGをMAXにする為には〝ギア+TP XX〟のデバイスを6個(若しくは5個+スキルのグランドマーチ)をインナースーツに積む必要があり、更にグレードは問わないが〝ギアカウントプラス〟のデバイスが必要。

ギアカウントがプラスされて行かないと、OCGを連続発動してもずっとカウントは〝00〟のままだからだ。

〝ギアカウントプラス〟はインナーウェポンのデバイスなので、これがアフィックスにない場合はインナーウェポン側のスロットを一つ使う事になる。

つまり、アフィックスで補えないと言う最悪の場合は、インナーウェポン側で1つとインナースーツ側で5つ、更にスキルスロットが〝グランドマーチ〟で埋まる、と言う事になる。

だが、基本的にインナースーツのスロットには〝射撃力アップ〟や〝格闘力アップ〟のデバイスは入れられないので、どのみち非テンションアーツの火力は上げられない。

だからインナースーツ側がギア用に埋まっても構わない、となる。

それよりもサッサとOCGのカウントをMAXにした方が強い。

また、〝ギア+TP〟や〝ギアカウントプラス〟はインナースーツやインナーウェポンのアフィックスとして付く事も多いので、それで多少はスロットの圧迫を防げると言うもの。

プラスされるギアカウントの値が小さくても、OCGを連打すればその回数に応じてギアカウントが上がるのでTPは最初のOCG発動に必要な3,000が有れば良い。

  ​ギアカウント型の特徴


ギアカウントをMAXにするもう一つの方法として、1回のOCG発動でより多くのギアカウントを稼ぐと言うものがある。

もし1回のOCG発動でカウントを50まで上げられたとすると、OCGの発動2回でギアカウントはMAXとなる。

この場合〝ギア+TP 〟に頼らなかったとしても、TPが6,000有ればギアカウントをMAXに出来る事になる。

だがその為には、元々3,000しかないTPの最大値を6,000以上にする必要があり、また〝ギアカウントプラス〟を50カウント分積まなくてはならない。

〝TP MAXアップ〟はインナースーツのデバイスだが、〝ギアカウントプラス〟はインナーウェポンのデバイス。

つまりインナースーツのスロットを2個とインナーウェポンのスロット2.5個分のスロットが必要になる。

TPの最大値を1,500上げるスキルがあるのでそれも使えなくは無いが、スキルスロットの圧迫はやはりキツい。

だがギアカウントをMAXにする為の必要スロットとしては、〝ギア+TP型〟よりも少なくて済む。

そして、〝TP MAXアップ〟や〝ギアカウントプラス〟のアフィックスが付いた装備を使えば、更に減らす事が出来る。

またOCGの特徴として、〝その時点のカウント数に応じたボーナスカウントが入る〟と言うのもあるので、実際にいきなり50にまで上げて仕舞えば、残りの50カウントを稼ぐのも容易い。

だから最悪TP最大値も3,000有れば即カウントMAXにはならなくても充分運用可能だ。

そしてこの方法だとインナースーツ側のスロットが空いて来る。

そうそこには、テンションアーツの威力を上げてインナースーツ側のスロットにしか装備出来ない〝潜在力〟のデバイスが積める。

テンションアーツの威力には〝格闘力〟や〝射撃力〟は関係なく、〝潜在力〟がその威力の殆どを決める。

インナーウェポンのスロットに〝格闘力〟や〝射撃力〟を積む必要が無いので、代わりにTPを稼ぐ為の〝アーツ+TP〟や〝ギアカウントプラス〟が積める。

更には武器やアーツの攻撃属性に合わせて〝属性攻撃アップ〟を積む事も出来る。

なので、テンションアーツの強力な一撃で戦うスタイルを取るとすれば、〝ギアカウント型〟の方が向いていると言う事だ。

この〝ギアカウントプラス型〟の例として、テンションアーツを使って〝鎮守のブッフバルト〟を倒す動画を撮ってみた。


攻撃アーツはテンションアーツの〝ドラムバッシュ〟のみ。


一気にギアカウントをMAXにし、TPを貯めてテンションアーツを撃つ戦法だ。


毎秒80,000のHPを自然回復する敵なので、常時それ以上のダメージを与えるか、一気に削り取るしか無い。


スパイクやスリップダメージを入れ続けるかテンションアーツで決めるかと言う事になる。


もちろん非テンションアーツでも倒せなくは無いが、防御や回復の手間でDPSが落ちると回復量に負けて仕舞うのでそれなりの火力は必要。


今回は〝シールドのみ〟と言う縛りで討伐したのでこの様になった。




要はOCGのカウントの稼ぎ方も〝どの様に戦うか〟で大きく変わると言う事。


例えば、ヒット数の多い射撃系ではTPも稼ぎ易いがモーションが大きくてヒット数の少ない格闘系ではなかなかTPが貯まらないのでTPを稼ぐ手段が必要にもなる。


どんなアーツで、どんな属性攻撃で、どんな防御手段で…、とその都度必要となるデバイスも変われば、そのデバイスをセットするスロットも変わる。


非テンションアーツで戦う型は、爆発的な一撃は無くともコンスタントにダメージを与え易いし、攻撃アーツも多く回し易い。


テンションアーツで戦う型は、一撃に秀でる分、通常アーツの火力が出し辛くなるので、普段使いには向かないかも知れない。


だがもちろん仲間と共に戦うので有れば、その欠点も補える。


まぁ先ずはウェポン側とスーツ側にどんなデバイスが付けられるのかを確認して、ある程度頭に入れておく必要がある。


そうすると、色々なビルドの方向性が見えて来るのだろう。