このゲームのバトルシステムでは、戦闘一回毎に、TPは持ち越されるもののHPとクイックリキャストゲージは満タンにリセットされる。
そして、他のバトル系RPGと比べると、明確にHPを回復する術が限られている。
また、攻撃を受ける事で付加される副次的なダメージや状態異常による追加ダメージの種類も多い。
それ故に、強敵を相手にする程〝相手の攻撃を受けない事〟が重視され、それ自体がバトルのカギとなる事が多い。
だが効果的な攻撃のパターンと比べても、その〝攻撃を受けない〟為の手段はとても限られている。
〝悠妃ファルシス〟をインナーソロで倒した時にも思ったけれど、ジワジワ削っている最中にガツンと回復されるのは本当に折れそうになる。
そんな中、敢えて〝回復〟を目的とした生存手段を考えてみる。
またそれが打開のきっかけとなるものであれば、型としての可能性も見えて来るかも知れない。
先ずはHP系のスキルについて見てみた。
まだ他にも有るが、特に可能性が広がりそうなものや、シンプルに効果が期待出来るものから。
因みに、スキルレベルは全てMAXとなっている。
デバイスやアフィックスで強化される前の数値が元となるのか、それもとビルド完了状態の数値に影響するのかでも大きく変わるので、ちゃんと自分で検証しておきたい。
序盤用の大きなお守りの印象が有るが、5桁のダメージにも動じなくなるかも知れないと思うと、シンプルだけど馬鹿に出来ないスキルだ。
攻撃強化・ダメージ反射・会心アップ など、オーラアーツは効果として常に掛け続ける場合が多い。
そして、オーラ同士の重ね掛けは出来ない(上書きされる)ので、複数セットする事も少ない。
其処に明確なHP20%回復の効果が着く。
そして〝使用時〟に効果が乗ることから、オーラの連続発動でHPを全回復させる事も理論上可能である。
こちらはもっと有用。
それなりのリスクは伴うが、30%の回復量。
ジワジワとHPが削られる状況下では、オーラを切らさないだけで戦闘不能を免れられるし、〝オーラヒール〟と合わせれば、条件下での50%の回復が可能。
ソロでの〝回復型ビルド〟の実現性を照らす〝神スキル〟。
〝強化型オーラアーツ〟に続いて〝強化アーツ〟を使えば、一気に1,500のHPが回復出来るのか、と期待が膨らむ。
〝強化アーツ〟にはモーションが早くて〝TP回復〟系のものも有るので、〝ゾンビビルド〟の可能性すら見える。
2ヒットの〝格闘オートアタック〟を与える〝デュアルソード〟を持つ〝フルメタルジャガー〟のスキル。
発動確率やダメージ量は増やせないだろうから、〝格闘オートアタック〟の与ダメージをアップさせることが重要となるのだろうけど、もし格闘攻撃の耐性ダウンや〝属性ダメージアップ〟や〝炎熱〟〝電撃〟のダメージにも効果が乗るとするなら、アーツのリキャスト待ちの時間をも回復に回せる可能性がある。
そう考えると、ただの〝低レベル攻略のお守り〟や〝OCG習得前の技〟で終わらない気もする。
今後、これらのスキルの検証はもちろん、回復効果のあるアーツの検証もして行きたいと思う。
とんでもない〝ゾンビブレイド〟が誕生する日も…ひょっとしたら来るかも知れない。
…知らんけど。
最近アップされた驚愕の動画。
私にとっては、インスピレーションのきっかけになる…と言うには正直濃過ぎる内容なのだが、とんでもないやり込み要素が見える。
アップ主はもちろん、コメントを発信する有識者の方々も本当にガチガチのガチ。
数字遊びのパズルやってたら数学者に囲まれた、と言う様な気分。
10年経ってリメイクされたSwitch版には新たなバトルシステムやアーツも追加されて、更に猛者ブレイド達の探究心に火を付けた模様。
基本的にはワールドエネミーなどに対して高いDPSを発揮するビルドの追求が主なベクトルとなってているが、このゲームの隠れた可能性を経験やインスピレーションをもとに発見して体現して行こう、と言うスタンスだ。
私は〝桜花ペヤング〟に代わる高威力や、いわゆる〝ワンパン〟には興味が薄れて来た。
自分よりも強い敵がウジャウジャ居た頃とは違い、ただ其れ等を倒すだけを考えたら、いつの間にかレベルや装備もそれなりになっていて、殆どその物量で押し切れる様になって居たからと言うのもある。
でも、単純に強くはなくても個性的なビルドを見るとロマンを感じてウキウキしる。
そうやって楽しめる人を含めて、ミラの探究者がもっと増えたら面白いとも。