CS放送のLALATVで放送中の番組『ドラマカンファレンス』。
一般視聴者代表の女性が、民放地上波ドラマについて、時に厳しく、時に実に主観的に、あれこれ言う番組で、結構面白いので、思わず観てしまう。
この11月にその番組の特別企画として、オリジナルドラマを作ることになった。
この番組に出演している一般女性の意見を取り入れた女性が見たい恋愛ドラマ。
それが『恋愛ドラマをもう一度』という作品。
この出演者に好評な役者を集め、脚本家に書いてもらうというCSとは思えない贅沢な布陣。
主演に高橋克典、周りを余貴美子、佐藤二朗らが、脚本を岡田恵和が担当。
大人の女性が楽しめる恋愛ドラマというコンセプトのドラマということだったので、全く興味がなかったのだけど、完成したドラマを見たら意外にも業界裏ドラマで面白かった。
しかもいわゆる「負け犬たちのONCE AGAIN」ものという、男でもビビッドに反応する内容。
かつてはヒットメーカーだったが、いまはすっかり落ちぶれてしまった脚本家と、制作会社に長年勤務しているADの女が、起死回生のチャンスにドラマをつくるというストーリー。
主演の高橋克典の落ちぶれっぷりがなんとも言えずに面白い。
新作ドラマが始まるときにそわそわして他局のスポーツ番組をチェックし、ニュース速報にがっかりし、ネットの書き込みに落ち込み、自分で面白いと書き込んだりと、ベテラン脚本家でもそういう感じなのかと。
そういうプレッシャーで書いた脚本を、ケチョンケチョンに貶されて、自信喪失し、かつての自分の最高傑作のドラマのDVDを何度も観て、なんとか正気を保つ姿が、コミカルなんだけどちょっと切ない。
劇中、高橋克典のシャワーシーンが無意味に入ってたり、必要以上に余貴美子がカッコよかったり、男女の出会いがベタな感じだったり、往年のトレンディドラマのテイストも入っていて、実に観やすい。
今回、前編が放送されたのだが、早く後編が見たくなった。