木更津キャッツアイ ワールドシリーズ | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

 木更津キャッツアイの完結編。
 前作から3年後を舞台に、ぶっさんが死んだあとのキャッツのメンバーを、描いている。

 この作品、モラトリアムからの脱却をテーマにしていて、
今までの作品を全て否定するような作品になっている。

 モラトリアムを十分に謳歌した若者の自立のお話で、いい加減なドタバタは
相変わらずながら、思わず涙してしまった。

 ただ、映画としては、どうなんでしょう。別に、2時間ドラマでも良かったような出来。

 フィールド・オブ・ドリームスをベースにして、ぶっさんを蘇らすという過程は、ちょっと
長かったな。
 もちろん、それが25歳になったみんなが大人になってしまったからだという、一つの表現なんだけど。

 生き残った人たちのトラウマを解消して、ぶっさんは去っていく。

 あのぶっさんは別に本当に蘇ったということじゃなくても、共同体幻想でもいいんだよね。
 ぶっさんがいなくても、大丈夫だと、彼らに言わせることが、この作品のテーマだもの。
  
 25歳って、そういう年齢だよね。
 
 まだ学生気分も抜けず。かといって、学生時代にも戻れない。
 仕事も面白くないし、これで良かったのかと不安を覚える。

 キャッツは、その年齢においてのリアルな青春を描いていたんだなぁ。
 ヨクできてるな。思わず感心してしまった。

 それが、ある特定の年齢層に、人気が出た秘密かな。

 あの少し、寂しいような、力強いようなラストは、いいラストだったともう。