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半径5mのライフログです。

 踊る大捜査線で調子に乗ってしまった本広監督、亀山Pの作品。
 監督の出身地である香川の名物、讃岐うどんをモチーフに、ハートフルコメディに仕上げている。

 一言で言って、長い。長すぎる!

 134分は長すぎるよ。しかも完全版だと3時間超えるんだってよ、信じられない!
 
 とにかく、色々と気になるところがあって、興ざめしてしまい、確かにつまんない映画だなって、確認するように観てました。
 
 まず、ユースケの箸の持ち方。アレは酷いだろ!
 日本人のソールフードとかいって、意味不明な感じで、「日本」を意識させているくせに、肝心の箸の持ち方が酷い。
 普段の持ち方はともかく、映画の中でくらいちゃんともてよ。
 国分太一だって、矯正したんだから、できるだろ。

 それに、なんでユースケのセリフだけ、方言を使わないのか?せめて、イントネーションだけでも、変える必要があっただろう。
 
 また、途中で入るブレードランナーやキャシャーンのパロディらしき『キャプテンうどん』のアニメ。
 はっきり言って、アレは要らなかった。
 本広っぽさはでているが、完全なる悪乗りだと感じてしまった。
 これを許せるかどうかで、この作品に対する評価は完全に変ってしまうと思う。
 
 一番、問題なのは、テーマが散逸してしまっていることだ。
 親子の和解の話なのか?事業の成功譚なのか、それとも、ブームと呼ばれるものへの警鐘なのか?
 テレビドラマなら、問題なかったかも知れないが、映画だとこれは詰め込みすぎ。
 泣かせたいのか、笑わせたいのか、せめて、そのどちらかだけでも、主軸を決めておいて貰いたかった。
 地元を舞台にした思い入れの強い映画だけに、監督の気合いは十分伝わるのだが、何とも空回りしてしまった。
 フジテレビと組んだって、商売のことしか、考えない人が偉い人なんだから、名作は無理だっての。
 
 それに肝心のうどんを食べるシーンも、美味しそうに食べてなかったし、メインの話題になっていく巡礼記も、もっとクローズアップして欲しかった。
 その巡礼記って、面白いのか?

 巡礼記に関係なく、放送作家の偉い先生が、企画会議で適当なことを言って、テレビが讃岐うどんを取り上げたから、ブームになったという感じに、ストーリーはなっていたと思うけど。
 やっぱテレビ屋が作る映画だからだろうけど、ブームを巻き起こすのは、「テレビだ!」と言いたいのかね?
 
 それから、途中から眼鏡を掛けなくなる小西真奈美はどうかと思う。
 映画の中のキャラが、何の前触れもなく、外見を変えて良いのか?甚だ疑問である。
 もしかして、それでキャラの成長を描いたつもりなんだろうか?

 この映画はっきり言って、つまらない。
 SMAPの稲垣吾郎が、映画評で厳しい採点をしたけど、それは間違いなかった。
 
 もっと地元土着のネタを入れてもよかったと思う。
 うどん以外は、別に、東京が舞台でも成立しそうな話だったからだ。
 地元の人しか笑えないものがあれば、一つ、旅情感が味わえたであろうし、うどんの国なんだって、素直に楽しめたのに。
 
 よかったところは・・・。ないな。
 ここまで、駄作は、最近は出会ってなかったな。
 どれだけつまらないかを、確認するだけでも、観る価値在るかも。

 期待しないでみれば、いつもの本広テイスト満載の映画だから、観られるかも・・・。