はなよりもなお | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

誰も知らないの是枝監督の時代劇。

元禄時代、貧乏長屋に暮らす人々の強かな生活を、仇討ちというテーマで描く。

父の仇を討つために江戸に来た宗左は、実は剣が弱い。
貧乏長屋に住む美人の後家さんが気になってしょうがない。
ようやく敵を見つけるも、幸せそうな所帯をみるにつけ、情けを感じてしまう。
仇討ちをするべきか、いなか、宗左が選んだ道は?

まるで落語のような話。
低予算だったのか、江戸の街並みはあまり無く、貧乏長屋のシーンばかり。
この貧乏長屋に住む人々のキャラクターの面白いこと。
強かで、人情味があって、面白い。

ただ、主人公がどうして仇討ちをすることができないのかが、説明不足のような気がした。
子供がいて、幸せそうな家族の姿を見たからというだけではね。
もちろん、主人公の宗左が弱いということもあるんだけど。
でも、父親が殺されているんだぜ。
それも理由は不明だけど、仇討ちというぐらいだから、相手に非があるんでしょうに。
それなのに、暢気なこと。
途中、殺された父親の法事で故郷に戻るシーンで、それほど、期待されていないのか、3年も成果がない割に、怒ってるのは一族の内一人だけで、江戸に迎えに来た叔父なんかは、仇討ちだけが、親孝行じゃないと、暗に仇討ちを否定していたりして、そんな重要な事ではないような描かれかた。

物語としてみると、あまりに淡々としすぎて、眠くなってしまう。
ラストもそんなに盛り上がらなかったし。

赤穂浪士のくだりは、現代的すぎる解釈じゃないかな?