一気に3本観ました。
まず亡国のイージス。
福井晴敏の小説の実写化作品。アカデミー賞俳優総出演と自衛隊が全面協力したことで、話題になった作品だったので、少し期待していました。
と、同時にローレライの例もあるので、少し警戒してもいました。
小説と映画は別物とは言うけど、同じタイトルで同じストーリーなら、完全な別物とは言えない。なので、実写化されると、ベースとなった作品を先に読んだ小説ファンは必ずと言っていいほど、自分のイメージと実際に映像となったものとのギャップに戸惑うものなのだ。
亡国のイージスは物語の序盤までは、小説のイメージ通りで、どんどん期待が膨らんでいった。
ところが中盤からのアクションシーンから変になった。
この作品って、ポリティカルサスペンスとミリタリーアクションが柱なのに、肝心のアクションが全く駄目駄目なのである。
見せ方の問題か、予算の問題か?よく分からないけど、戦闘のプロ同士の撃ち合いには見えないな。
それから何故原作と微妙に登場人物の設定を変えたのかな?艦長が反乱するって話だとまずいのか、何故か小説とは違って副長が反乱するって話になっていた。
それから真田広之を主演にしたからしょうがないけど、疲れた中年って設定が無くなってしまって、人間ドラマの基礎である世代対立がしっかり見えてこなかった。
小説だと、仙石と艦長の相反する大人像。その大人たちによって、人間性を取り戻す如月。若者に未来を託すリレーという浪花節も良いとこの展開があったのに・・・残念ながら、この映画ではそこまでは描けていなかった。
なんだか全体的に緊張感に欠けるんだよね。
国家危機が起きてるはずなんだけど、のんびりとしている感じ。残念。
それに小説を先に読んでいないと、映画のストーリーよく分かんないんじゃないかな?
次は交渉人真下正義。「踊る」のスピンアウト第一弾映画。
クリスマスの夜に、地下鉄ジャックと爆弾テロが起こり、真下正義以下交渉課準備室が出動し、事件解決をするという話。
ま、いかにもフジテレビ作品らしく見た目は華やかなだけで、中身がゼロの作品。相変わらず、動機がゼロの作品で、社会に何も訴えることもない。
だけど、踊るシリーズでは、一番おもしろかったな。やっぱ主役の差?
で、結局犯人は誰だったの?何がしたかったの?どうやって広域に爆弾を仕掛けたの?という部分はバッサリカットしていて、で肝心の交渉シーンは何だかすっきりしない。頭の悪い交渉人でした。
アメリカ映画の交渉人のように、心理戦のやり合いなのかと思ったんだけど、違っていたしね。
それから戦国自衛隊1549。一番おもしろかった。マンガだな。アクションもたっぷりでおもしろかった。これもマンガだからだな。
だって、江口洋介が陸自の元特殊部隊員には見えないし、なんでタイムトラベルができたのか、稚拙な設定だけど、テンポが良いんだよね。見ている人を飽きさせないで、次に行ってしまうから。
前評判が悪かったから、期待値低く、だから面白く感じたのかな?