少年の日の思い出
そういえば..少年の日の思い出というヘルマンヘッセの短編を、以前探しまくっていたことを思い出した。
図書館にも本屋にもない。
本屋もアバンティとかジュンク堂に行きまくって何度も探したけど。
とうとう見つからないまんま、ずっとそのこと自体を忘れていました。
この話は高橋健二訳で、日本の国定教科書に掲載され続けているもの。
ところが、この作品はヘルマン・ヘッセ全集にも収録されておらず、ドイツでは殆ど知られていない。
もともとは『クジャクヤママユ』と言うタイトルで、ドイツで発行された単行本や全集に収録されているのは、すべてこれとのこと。
教科書に載っている「少年の日の思い出」は、1911年の「クジャクヤママユ(Das Nachtpfauenauge)」を改稿したものらしいです。
中学の教科書で初めて読んだ時、思春期の心に、何とも言いようのない痛みを感じたました。
その後も頭の中のどこかにずーっとあったんですが、十年前くらいかな、ふいに猛烈の読みたくなって探したんですが、ない!!
ヘッセ全集なんかやったらあるやろと思い長岡京市立図書館に行ったけどそれ自体がない!!ない!!!
最近「デミアン」を読み返したんですが、よしもう一度探して、今度こそ読もうという気になりパソコンで探す。
便利だな(笑)。
昔、見つからなかったのも当たり前。
ヘッセ全集にしか載っていなかったのでした。
しかもタイトルは「少年の日の思い出」にあらず。
Nachtpfauenaugeは、文字通り訳すと「夜の孔雀の目」。
孔雀の目とはあの目のような蛾の模様のこと??
「蝶のその目に全てを見られていた」という意味合いもあるのかなと。
自分自身が付けた傷は、小さくても鋭くて深い。
あの頃感じた痛みは、どこかであの頃の自分の持つ痛みとつながっているんだろうか?
まあ、もうかなり昔のことで、本を読んでも思い出さないだろうな(笑)。
さてさて、アマゾンで探して注文,
セブンイレブン支払いや。