川の底からこんにちは | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

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基本毎日更新。名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://triflingbeetle.wordpress.com/2025/09/06/trifling-beetle-official-hp/

川の底からこんにちは

 




仕事も人生も妥協して生きてきたヒロインが実家に戻り、病気で倒れた父親の営むしじみ加工工場の再建に奮闘する人生応援歌。

工場の従業員には相手にされず恋人に浮気されながらも、どん底から開き直って成長していくヒロインを『愛のむきだし』の満島ひかりが熱演する。
メガホンを取るのは、『剥き出しにっぽん』などで国内外から高い注目を集める石井裕也。
夢や希望を持ちにくい世の中で、中途半端に生きてきた人々が逆境に立ち向かっていく姿が共感を誘う。

配給: ユーロスペース
オフィシャルサイト

19回PFFスカラシップ作品『川の底からこんにちは』公式サイト

(C) PFFパートナーズ(ぴあ、TBS、TOKYO FM、IMAGICA、エイベックス・エンタテインメント、USEN)

なんというか、殆ど期待もせず、ホラーもんかな?と思って何気にふと借りて見たんですが、いや、ぁ、ワロタ!!!
素晴らしかったです。
満島ひかりの独壇場かと思いきや、これがなかなかの映画。
脇役のキャラがそれぞれ超個性的で、見ていて飽きない。
よ~こんだけ集めたなって感じですわ(笑)。
ただ、監督の石井裕也夫人でもある「女優・満島ひかり」臭がプンプンすることは、どうやっても隠せませんが(笑)。

この女優さんは自虐的に「私はおっぱいもないし、華がない」などとコメントされたりしていますが、たしかに華はないかもしれないけど(笑)、すごい独特の空気感を持っていると思います。
手の動きや、体の反転の仕方とか、なんかそういうちょっとしたことでものすごい演技を披露しているように思えますねん。

内容的には、ホントこれでもかというようなダメダメ人間がそろいも揃ったりなんですが、もうね、見ていてグイグイとストーリーにやられていくんです。
開き直りの極地と申しましょうかね。
いや、なんかこういう映画を見ると、明後日あたりがとても愉しい日じゃないのか?なんて、すごくポジティブになってくる気がします。
ダメダメ人間の僕はやはりこういう邦画を見ると、とても共鳴、同化、同一視できるからです(笑)。
いやぁ、僕はホンマにアカンタレやこと。でも、それでもエエやないか(笑)。
やるっきゃない!!見たいな感じ(笑)。

 

 

 

 

2011-11-30 01:10:02 | 日記