遠近法ラブ | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

基本毎日更新。名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://triflingbeetle.wordpress.com/2025/09/06/trifling-beetle-official-hp/

 

 

遠近法ラブ

 

自分は、遠近法マニアであり、並々ならぬ執着やこだわりを持つことを告白いたします(笑)。

別に薬物でラリって、不同意性交に及び、挙句、直腸に損傷を与えて、乳首をかみ切ったりもした50の落ち目の元アイドル輩のこだわりとは、違います(笑)。

 

平面上に表現された絵や画像は物理的な奥行きを持たない。

しかしヒトは奥行知覚により、絵や画像から空間の奥行きを感じられる能力、立体視を持つ生き物

視覚芸術において、本来空間が存在しない2次元平面に空間を感じさせるすなわち遠近感をもたらす手法の総称が(広義の)遠近法である。

原始的な遠近法は紀元前から存在し、線遠近法はルネサンス期にその原型が完成したものだという。

 

代表的な遠近法である線遠近法はパースともいわれるもので、狭義の「遠近法」と呼ぶこともある

空間内の各点から伸びる投影線を一つの視点へ収束、すなわち透視投影させる遠近法である。透視図法ともいう

絵画では一点透視図法二点透視図法三点透視図法がよく用いられる。

 

大小遠近法は遠くの物体を小さく描画し遠近感を表現する手法である。つまりは遠近によってモチーフの大きさを変えることで奥行きを表現するという、ごく原始的、かつ経験に基づく素朴な手法

 

空気遠近法は遠景に大気の色と靄を反映する手法である。

空気の効果は遠近で強さが異なるが、このような自然現象を模倣し、遠景に大気の色と靄を強く反映することで奥行きを表現する手法。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ作『モナ・リザ』の背景」は有名です。

よく混同されがちな色彩遠近法は空気遠近法の一部(例:大気の影響で、遠くの方ほど青みがかっているなど)に使われている技法であり、同じというわけではない。

 

短縮法は画面と直交するモチーフを短く描画する手法である。

斜めのものは短く見える。この視覚効果を利用し、画面と直交するモチーフを短く描画して遠近感を増す手法が短縮法である。

遠近法の一種であるといえる

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ

ブルネレスキの透視図法は視点に非常に近い対象を考慮していなかったため、ダ・ヴィンチは自ら光線の軌道を厳密に計算し直しより正確なものを構築した。

更にダ・ヴィンチは透視図法空気遠近法を組み合わせた。

彼は遠近法の理解が芸術に重要だと悟り、「実践は強固な理論のもとでのみ構築される。遠近法こそその道標であり、入り口でもある。遠近法無しではこと絵画に関して期待できるものは何もない」と述べた。

ただし、彼の遠近法は正しいものと比較すると、パースが強く設定されており、誤りがある。