ヨーロッパオオナマズ
タルン川だったと思うけど、ヨーロッパオオナマズが鳩かなんかの鳥を水中からのダイビングで食べるという、とてもグロテスクな映像を見たことがあった。
南フランスの町アルビにある中世の橋の眼下を流れるタルン川。
そこに浮かぶ小さな島を、ハトが歩き回っていた。ハトは、砂利に覆われた川岸近くを泳ぐ巨大なナマズの群れには気づいていないようだった。突然、1匹のナマズが水から飛び出し、陸に乗り上げてハトを捕まえた。ハトの羽が舞い散った。ナマズは口にハトをくわえ、のたうちながら川に戻って行った。
おそろしい!!
ヨーロッパオオナマズのサイズはなんとアベレージが170cm!
もっと巨大な個体もいる。
イタリアのポー川で体長2.78m、体重135kgのヨーロッパオオナマズが釣れた記録がある。これは竿とリールで釣った世界最大のサイズといわれている。
さらにだ、最大記録は4m超え、400kgにもなるヨーロッパオオナマズの記録もある。
ロシアのドプニエル川で4.6mの個体が捕獲されたという。
ここまでくるともはやモンスターだ。
ヨーロッパオオナマズの分布は西はスペインやイタリア付近から、東はカスピ海、北はバルト海近辺。
近頃はペットにされることもあり、心無い飼い主が放流してしまい繁殖し、世界中で深刻な被害を及ぼしているという。
今では北アフリカ、イギリス、中国と世界規模で棲息を広げ、日本でも2016年に特定外来生物に指定。
2005年に滋賀県の公園にある池で70cmのヨーロッパオオナマズが発見。
また、埼玉から葛飾区へ流れ荒川と合流する中川でも、ヨーロッパオオナマズを釣った、目撃したという報告が何度かされていたりする。
神戸市の須磨海浜水族園ではヨーロッパオオナマズを見ることができたよう。
ネットで調べたところ、日本で観賞できる水族館はここだけだったが、須磨水族館亡き後、今はどうなんだろうか?









