三度目の殺人を見た
映画『三度目の殺人』予告編
思いがけなくぐいぐい引き込まれた。
物語初盤の終わりごろからヒロイン・広瀬すずにズームが合い始めるところとかが秀逸。
すずちゃんの出番は少ないけど、それでも衝撃が大きすぎる役で、おえっとなる。
是枝さんらしく、色々な演出が施され、示唆に富んでいるものの、やや策に溺れた感が否めない。
最後は結局真相はやぶの中でもやもやする。
「三度目の殺人」が役所広司の死刑確定を表していることに終わってから初めて気が付いたオオボケ野郎です(笑)。
役所君はこういう役が抜群にうまい。
広瀬すずが思いの外演技がうまくて感心する。
何年か前まで、「海街...」、「ちはやふる」の頃までは単なるアイドルかとたかをくくっていたのだが、なかなかのつわものだ。
「怒り」よりもはるかに闇深く、かなり重い役柄を、一度見たら忘れられない脚の引きづり方とともに、丁寧に演じている。
ちがうっ!!
これでもないっ!!
おまけ