斎藤透
祖父・斎藤勇東大名誉教授を惨殺した孫である。
1982年。
眉間に刃渡り18センチの柳刃包丁を9センチ突き立てたという。
つまり包丁の刃渡りの1/2である。
徹は統合失調所で、事件後も心神喪失で不起訴。
彼は留学先でのの過度のベジタリアン生活で栄養失調になり帰国。
その後、引きこもり、キリスト教の異端の宗派や神秘学に傾倒し、日本語を話さなくなり、日常会話は英語だけで済ますなど奇矯な言動が目立っていたそうだ。
事件後、自室からは、綴りを逆さにした英語の文章で「悪魔を殺さねばならぬ」、「ゾロアスター・アーミンマ。地球の人類は悪魔だ。私は、悪魔を殺せとの指令を神から受けた」などと書かれた日記が発見されたという。
一方、事件後透の父は「無残極まる状態だった」と記者会見で現場の凄惨さを顔をしかめて話していた。