さよなら、あの夏のeggman 今更ながら「暗殺の森」 | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

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基本毎日更新。名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
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さよなら、あの夏のeggman

 

あの夏の色滲む 熔けかけたソフトクリーム

騒めきに声を押し殺す

 

青森に帰ります 赤色の受話器にぎり

囁いた あのナース今もいる

 

心が沈む ポケット一杯に

ああ 君たちをつかまえられない

 

同じ高さの木の枝にいるはずさ

だけども僕にはあなたがよく見えぬ

 

あの夏の横顔が 虹色に揺れて翔んだ!

シェアハウスに下り立った風見鶏

 

カフェテラス 真似事を 真剣に学びつつも

覚めている バナナ色した残響音

 

瞳が泳ぐ プールの水一杯に

ああ すり抜けて時を逃げてゆく

 

同じ目線で荒れた地を見つめて

だけども僕でははっきりと見出せぬ

 

違った黄昏 指折りに捜した

だけども ねぇeggman、僕にはわからない

 

 

 

 

今更ながら「暗殺の森」

 

なんとなくhuluのおすすめに従い誘導され(笑)、観たこの映画、ああ、なんかすごいものを見てしまった感が否めない。

いや、特に起承転結が明確なわけではない。

どちらかというと地味な部類に入るのだろうが、心をいきなりグッと、痛すぎるほどわしづかみにされてしまった。

こういう出会いも粋なもんだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

100周年を迎えた今年の全国高校野球選手権大会開幕滋賀学園―有田工の試合時、あの作新学院(栃木)のエースとして1973年の春夏の甲子園に出場し、プロ野球・巨人でも活躍した怪物・江川卓が始球式を務めた。

あの大きく振りかぶるおなじみのフォームで投球。

が、山なりの球でワンバウンド。

彼曰く「全力のストレートです」

良いコメントだ。

やっぱり大好き。

 

 

それでもなんか胸にグッとくるものが多かった方は多いのだろうな。

僕の中の江川は、やはり巨人のエースだけど。

 

江川は、高校時代の公式戦で完全試合2回を含む無安打無得点試合を9回達成している公式戦だけでの話だ。

練習試合も入れたらとんでもない数になるのではないか。

で、初登場した73年春のセンバツでは4試合で60奪三振という大会通算最多記録をマーク。

あんなアタマ5個分ほど抜きんでた投手がいても、それでも高校時代優勝にはあと一歩届かなかった。

そういうものなのだ、甲子園は。

 

 

ところで、滋賀学園って聞き馴染みないなぁと思い検索。

もともと八日市女子高校だということ。

この学校の名前を聞いた、近江八幡、野洲、草津、守山...いや、滋賀県近辺の人はこういうはずだ、

「あ、パ~女ね」(笑)

当時の近江鉄道の登校時のあのカオス状態はすさまじかったという。

煙草と化粧とコロンと若い娘のえげつない体臭の鳴門は渦潮状態。

吐き気がしたと友達が言っていた。

それに比べてその時間帯以外の閑古鳥度も半端ないと。

理由は明確で、乗車運賃が当時日本一高かったそうだ。

さすが、西武鉄道母体!

 

 

時は流れてゆくものしかも元の水にあらずとはよく言ったものだ。