翔べ!必殺うらごろし
1978年12月8日から1979年5月11日まで、テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、もう、突っ込みどころ満載というか、突っ込みどころしかないモンスター時代劇である。
必殺シリーズのシーズン14。
まあ、こういうものが存在したこと自体がキセキだ。
主演の「先生」こと中村敦夫は、パンチパーマにラッパズボンで空中戦を仕掛けるし、市原悦子の演じる「おばさん」は家政婦色濃厚で不気味で恐ろしい。武器は匕首だ(笑)。男か女かよくわからない「若」という役の和田アキ子。Rainbow感満載。他にも火野正平なんかが出ている。
サブタイトルを並べてみただけで、悶絶する。
第1話 「仏像の眼から血の涙が出た」
第2話 「突如 奥方と芸者の人格が入れ替った」
第3話 「突然 肌に母の顔が浮かび出た」
第4話 「生きてる娘が死んだ自分を見た!」
第5話 「母を呼んで 寺の鐘は泣いた」
第6話 「男にかけた情念で少女は女郎に化身した」
第7話 「赤い雪を降らせる怨みの泣き声」
第8話 「足の文字は生れた時からあった」
第9話 「家具が暴れる恐怖の一夜」
第10話 「女は子供を他人の腹に移して死んだ」
第11話 「人形が泣いて愛する人を呼んだ」
第12話 「木が人を引き寄せて昔を語る」
第13話 「手が動く! 画家でないのに絵を描いた」
第14話 「額の傷が見た! 恐怖のあしたを」
第15話 「馬が喋べった! あんた信じるか」
第16話 「病床で危篤の男が銭湯にいた!」
第17話 「美人画から抜け出た女は何処へ?」
第18話 「抜けない刀が過去を斬る!」
第19話 「童(わらべ)が近づくと殺人者(ころし)が判る」
第20話 「水探しの占い棒が死体を見つけた」
第21話 「夜空を飛ぶ女が見た悪の罠」
第22話 「死人が知らせた金のありか」
第23話 「悪用した催眠術! 先生勝てるか」
music .jpで有料配信されているようですが、興味のある人は、いかがか?
ちなみに主題歌は和田アキ子「愛して」。なんと、作詞・作曲:浜田省吾。
同じメロディで歌詞が異なる曲を、浜田が自身のオリジナル曲「愛を眠らせて」として本人歌唱し、ちゃっかり6枚目のシングルとして発売している。