COVID-19が明白にしたこと
戦後70年以上たち、核家族化、パックスアメリカーナの中でいわゆる日本特有の村社会、農村社会は瓦解してしまったように思えた。
思えたのだが実は、精神が、以前よりもずっと深層に残っており、根強く、あまりよくない形で張り巡らされもしていることが明白になった次第。
狂人軍
1969年少年チャンピオンに連載された漫画。
新連載時の扉には
「人はみな多かれ少なかれ狂っているのだ。その中で純粋な心の持ち主が本格的きちがいになるだけなのだ」
エイブラハム・ベートーベン
とある。
もうこれだけで不穏な空気感を嫌というほど感じることができよう。
舞台は狂楽園という球場。
ここはきちがい以外は入場不可。
ここをホームとしているプロ球団「狂人軍」。
4番の主砲は王。
王の放った打球が発狂したふりをして忍び込んだ主人公の頭部直撃。
ほんまに発狂するという(笑)。
もうここまで読んでなんのこっちゃわけわからんと思いますが、すんません。
登場人物は常に鼻水や脳みそ汁を垂れ流し、人肉にかぶりつく犬など。
こういうきちがいキャラがこれでもかと出てくる。
というか、こういう輩ばかり。
執拗に気違いにこだわるあまり、14回で打ち切り。
理由はクレームじゃなくただの不人気。
藤子不二雄さんの黒歴史だ。
個人的には素晴らしい挑発だと思うが(笑)。