クロテッドクリーム 村上三郎 風刺画とパンテ 長谷川愛  | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

 

 

イギリス南西部のデヴォシャー地方のクロテッドクリームは絶品と聞いた。

 

○○地方の...というくだりが、結構多いよね。

西欧は。

 

 

 

 

そもそも、クロテッドなんてなんてことはないただのクリームと思うことなかれ。

一度食べたら間違いなくはまる。

世界にはこういうものが多々あって、困る(笑)。

 

 

とりあえずはこれか(笑)。

 

 

 

 

村上三郎

 

 

紙破りアーチストは型破りな男である。

もうね、ドリフかひょうきん族のコントみたい(笑)。

 

いや、ちゃうか。

 

 

 

 

風刺画とパンテ

 

 

世界三大漫画王国とは「イギリス、フランス、日本」だそうだ。

この三国では昔から風刺画が盛ん。

とくにイギリスの「パンチ」はパンチだけにパンチ効きすぎ(笑)。

反アイルランドキャンペーンに乗じて19世紀に発刊開始された雑誌とのことだが、不思議の国のアリスの挿絵家テニエルが、アイルランド人に対する偏見と憎悪剥き出しな絵を書きまくっている。

例えばヤギ、牛とセックスするアイルランド人女性などがそうだ。

このパンチを、ヘンリー・メイヒュー、マーク・レモン、エビネザー・ランデルズ,チャールズ・ワーグマンなどが日本で「ジャパン・パンチ」として横浜で創刊。

1862年のことだそうだ。これがいわゆる「ポンチ絵」の元となる。漫画的表現された絵のことで、「いかれポンチ」はここから来ている。

 

 

フランスで1884年に刊行された「トバエ」もピリッと皮肉が効いており、特にジョルジュ・フェルディナン・ビゴーの「魚釣り遊び」なんかは秀逸。

ただ伝統的にやりすぎるのか。

 

シャルリ・エブド紙がイスラム教を冒涜

イスラム教過激主義者でアルジェリア系移民2世の男性たちに襲撃され、1人が殺害される連続テロは記憶に新しい。

 

ただである。

フランス国外では理解が難しいかもしれないが、この国では冒涜は違法とは考えられていないという

ただ、憎悪や殺害を犯すことを扇動する言論は法律で罰せられる。

 

 

ある文化の下では面白いというユーモアが、別の文化では侮辱になり得る。

ユーモアを別の文化に移し変えるのは難しい。

ここが、ユーモア、あるいは風刺の困ったところだ。

 

シャルリ・エブドの風刺画は自分が見ても相当ショッキングに見える

自分は日本人で、嘲笑や風刺には限度があるということを知ったうえでのショック

つまりこの風刺画は適切ではないということになる。

それは、あくまで日本人として、日本国内でという縛りが、必然的にある。

そういう意味ではイスラムに人と同じ見方、受け止め方だとは思う。

ところが、フランスではまた違うものだと思われる。

 

 

表現の自由を擁護するのは当然とは思うが、同時に、自分ができることの限度を考える必要は必ずあると考える

それを超えて他の人を傷つけたり、侮辱したりしないように考えるべきなのだ。

その線は大事である。