「考えてみたならば、ホモというのは、男の恥ずかしさだとか、男のいやらしさ、男の優しさをいっぱい持っていて、ロマンスそのものじゃないかと思う。
完全なアウトローでありながら、どこにぶつけていいかわからない。女房にも言えないやるせなさを抱いているわけでしょ。」
ショーケンが、生前、ホモについてこう語っていた。
この頃は、まだ、ホモは「アウトロー」扱いだった。
時代が変わった。のであろう。
始まりなんだろうけど。
まあ、でも自分は、同性に、愛を感じる気持ちが、いまだ皆目、想像もつかない。
それでも、そういう気持ち、愛情があるんだということは、ぼんやりと、よくわかってきたつもり。
世界は、思っていた以上に、とんでもなく色んな人であふれているんだな。
イノセント15を観た。
このシーンの美しさには胸が締め付けられる。
頭ン中で突如、「翼の折れたエンジェル」がなんか鳴り出したりして。
あの歌詞は、1985年当時、本当に衝撃を受けた。
マツオ君が教えてくれたんだよね、中村あゆみも。
透明感半端なかった小川沙良さんは、現在、映画監督も手掛けているとか。
早稲田に進学して是枝教授(笑)の指導を受けたとか。
良い監督さんになるのではないか。
で、こちらは一押し笠松の若い頃の映画。
もうこの頃から存在感が素晴らしいなぁ。
松田優作、生きてたらこの人すごく気に入って使い倒したと思う。
「映画監督・松田優作」を続けていたとしたら...という仮定ですが。