イノセント15を観た。 小川沙良 | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

 

 

 

「考えてみたならば、ホモというのは、男の恥ずかしさだとか、男のいやらしさ、男の優しさをいっぱい持っていて、ロマンスそのものじゃないかと思う。

完全なアウトローでありながら、どこにぶつけていいかわからない。女房にも言えないやるせなさを抱いているわけでしょ。」

 

ショーケンが、生前、ホモについてこう語っていた。

この頃は、まだ、ホモは「アウトロー」扱いだった。

 

時代が変わった。のであろう。

始まりなんだろうけど。

 

まあ、でも自分は、同性に、愛を感じる気持ちが、いまだ皆目、想像もつかない。

それでも、そういう気持ち、愛情があるんだということは、ぼんやりと、よくわかってきたつもり。

世界は、思っていた以上に、とんでもなく色んな人であふれているんだな。

 

 

イノセント15を観た。

 

 

このシーンの美しさには胸が締め付けられる。

頭ン中で突如、「翼の折れたエンジェル」がなんか鳴り出したりして。

あの歌詞は、1985年当時、本当に衝撃を受けた。

マツオ君が教えてくれたんだよね、中村あゆみも。

 

 

 

透明感半端なかった小川沙良さんは、現在、映画監督も手掛けているとか。

早稲田に進学して是枝教授(笑)の指導を受けたとか。

 

良い監督さんになるのではないか。

 

 

 

 

で、こちらは一押し笠松の若い頃の映画。

もうこの頃から存在感が素晴らしいなぁ。

松田優作、生きてたらこの人すごく気に入って使い倒したと思う。

「映画監督・松田優作」を続けていたとしたら...という仮定ですが。