黒岩軍団って、怖いぜ。
どっちが犯罪者かわからへんな。
こんな集団が横一列で発砲してきたら、そら逃げるかひれ伏すかするで。
この黒岩軍団、西部警察では大門軍団と相成る。
山陽本線に「大門」という駅がある。
この駅を発見した時、瞬時に西部警察と広島ヤクザを思い出してしまった。
また以前住んでいた京都市右京区に「大門湯」という銭湯があり、番頭のねーちゃんが、どことなく眼光鋭い茶髪ワンレンロングで、何となくヤクザの情婦チックで怖かった。
時間内に早く出なきゃ半殺しにされそうで(笑)。
そういえばこういうこともあった。
むかしシーガルJrというショットバーで飲んでいるとき、見るからに場違いで、やくざ風のパンチオヤジが、いきなりデンとスツールに座ったかと思うと、雪駄らしきものを脱いで、スツール上で胡坐を組みだした。
もうそれだけで腹筋が崩壊したが、表立って笑うわけにはいかない。
得体が知れないからだ。
さらに追い打ちをかけるように「マルガリータ、おくれ」といって注文。
マスターも必死で笑いをこらえている。
オサンに見えないほうの肩だけがひくひくしている。
さすがプロ。
しかも「なんやこれ、塩ついてるやんけ?」、「わし、いっぺんこういうナウいところに来てみたかったんや」などとのたまった瞬間、激しく吹いてしまった俺。必死でくしゃみをしたふりでごまかす。
その、おさん、帰り際、ボトル入れてくれなどと無理難題を吹っ掛けた挙句、ウォッカのボトルにネーム入りプレートをかけさせていた。
ここの棚にはそんなボトルなんて一本もない。
ましてここは、そういうシステムじゃない。
ヤクザくずれオヤジ御用達の類の、非常にダサい店じゃなく、ショットバーなのだ。
おさんが帰った後、マスターと鼻水を飛ばし合いながら大笑いして、そのボトルをしげしげと見させてもらった。
ネームプレートには「大門」と書いてあった。







