FIVE ROCK SHOW後、なんとなくトーンダウンしたサザン。このまんま消えるのかなと思いきや、満を辞して「シャ・ラ・ラ」発売。
夏には「ステレオ太陽族」発売。
名曲ぞろいなのだが、ぱっとしない。
ここまでかサザンと、正直思った。
そして1982年。
「チャコの海岸物語」。
なんともお手軽なこの曲が予想に反して大ヒット。
見事に復活したわけだ。
そして恒例の夏アルバム「ヌードマン」。
「シングル「匂艶The Night Club」も、地味に名曲。
さらに1983年、夏のサザンとして定着した感のある恒例の新譜、「綺麗」。
アナログシンセやコンピューターを取り入れたサウンドが、今となっては懐かしい。
MC-4は「人気者で行こう」から取り入れたようで、このアルバムでは微妙。
こうしてサザンは安定期へと突入。
「KAMAKURA」でピークを迎えるわけだ。
ニコラ・ド・スタールの絵が癒してくれている。
何気なく壁紙にしていただけなのだが、実は誰の絵なのかも全く知らなかった。
ただ寂しい、シンプルな感じがすこぶる心地よく、ずっと使っていただけだが。
最近作者を知った次第。
ロシア出身でポーランドに亡命したこともあるそうだ。
なんか、作品内に、かなり波乱万丈っぽい、自己の人生が反映されていそうな気がする。
そういう人だからこその、この抽象画、なのかも。
今日もまた、エンドレスパワハラ村社会の中で、息を潜めながら、スタールに癒されている。
うら寂しい心の内が、寂しい絵を見て、同調し、寂寥感に癒されている、ということだろう。
Vaundyの心地よい音楽も、自分の癒しの必須アイテムだ。