友達と話していて大笑いしたが、そのひといわく「コジャレたホームページを見ると妙にムカつく」ということだった(笑)。
コジャレたモノだらけな電脳世界。
嘘八百なのではないのか、この見栄っ張り!!ムカつく、と。
見なければいいのではないか、と突っ込むと、「それは出来ない相談だ」…(笑)とのこと。
よく聞くと、そういうコジャレたモノを片っ端からブックマークして、毎日「けっ!」なんていいながら読むのが日課で、それによりストレスから解放されているからだという。
ストレスからの解放があるから自分は今日も元気なんだと(笑)。
良く判らないけど、なんか納得してしまった(笑)。
映画「空の穴」を観た。
ほんま、あっさりとした天一のラーメンという感じ。
天一のこってり味が大好きなのだが、ある時、ふと気が向いて北白川の本店に行ったのだが、そこでなんとなくあっさりを食べたら、これが結構イケたのだ。
あっさりは邪道に思っていたのでこれは以外だった。
ただ、優先順位は変らない。
というか、その後あっさりを食べたのは二度あるかないかという…。
話が脱線したが、さらっとした、いい映画だった。
「放蕩息子」とはよく使われる言葉であるが、この映画ではさしずめ「放蕩父親」か。
父親は年がら年中日本中を車で走り回っていてめったに家に帰ってこない。
なので寺島進演じる一人息子がドライブイン「空の穴」をひとりで切り盛りしているのだ。
30過ぎて独身。
趣味もこれといってない。
田舎に埋没している、よくいる冴えない中年男性である。
自分にはまったく耐えられないシチュエーション、および日常である(笑)。
このドライブイン「空の穴」は北海道の人も疎らな片田舎にある。
だから客はおろか、人も殆どいない(笑)。
さっぱり儲かっていなし、今日も閑古鳥が鳴いている。
なので仕方なく昼間からボーっとして空を眺めている。
そんな日常に突然事件が・・・である。
菊地百合子演じる東京から来たという謎の女が、突然現れる。
話を聞けば彼氏に置いてけぼりにされたそうだ。
所持金もないので予定調和的に「空の穴」のバイトとなった。
そんなふたりの恋物語だ。
ありがちな展開だということなかれ。
ドラマティックな展開はないがほのぼのする映画である。
後味あっさり系だ。
熊切和嘉監督の映画は本当に好きである。
前回紹介した「海炭市叙景」、最近では「そこのみにて光り輝く」は名作だと思う。