宅録ミュージシャン雑記  11月某日  | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

「自己再生」(斉藤 隆 著)を読む。



自己を再生するって、どういう感じなんだろうか?..というか、自己を再生できたあとの感覚を味わいたい、なんてことを思ってしまった。


人間が生きていく上で、生きることと引き換えに壊れてゆくものは多いなぁと感じる。

今は本当に惰性で生きているだけだと、テレビタレントが言っていた。

「成長の必要がないから」と。


確かに今はもう惰性で食べて、惰性で寝て、惰性で活動し、そして惰性で夢を見ている。そうかも知れない。

再生とは程遠いところへと、だんだんと必然的に追いやられて行く日々。

それが生きてゆくことの真実の意味、姿なのかもしれない。


でも、生きることの意義はそれとは同義ではない。

意義は後付け可能商品だ。

惰性の中でも、どんどんと意義を見出してゆくことは可能。

それもまた、人生を生き抜く中での代え難い価値を、僕らに対して与えてくれる。


壊れ行くもの、例えば細胞とか、内臓とか、皮膚とか、頭髪だとか(笑)、良心、清潔さ、無鉄砲さ、正義感、罪悪感..そういうものをそのまま抱え込みながらも、それと引き換えに、新しく得るものも少しはあるんだと、そう願いたい。


ぜひとも何かを得てみたいなと踏ん張ること、そういう過程そのものが「再生」、なのかなぁ。

決して壊れたものを、再度、生み出す、ということではないのだが。


壊れ行くものを抱え込みながら、一方で新しいものを生み出さんと頑張ってみる。

なんというか、自分にとってはそう考えるのが、どうも一番しっくりくるようだ。


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35歳で横浜ベイスターズを退団、翌年ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約、入団会見に集まった記者はたった数人。

しかし思わぬことでチャンスを与えられ、彼の快進撃が始まったのだ。


彼の場合は肉体改造だ。

これによりものすごいスタミナを得た。

絶妙な制球力やスライダーのキレは副産物である。


マリナーズなどで活躍した長谷川、あるいは今年レッドソックスで大活躍した上原にも通じることだが、何が大躍進のきっかけとなるかは本当にわからない。


長谷川の場合はスライダーに磨きをかけ、シンカーを覚えたこと。

それによって4シームの球速が155キロ近くまで上がった。

これがまず大躍進の起爆剤だったとか。


上原の場合はインサイドワークとコントロールに磨きをかけたことか。



現在43歳の斉藤は日本に復帰して楽天にいる。

しかし彼が大リーグで得た財産にはかけがえのないものがたくさんあったのだろうと想像する。


まず43歳という年齢で現役の投手ということからしてびっくりなのだから。



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