歯でギターを弾く...
思わずかくし芸大会かっと思う人も多かろう。
ジミー・ヘンドリックスは、こういう芸当やパフォースマンスを得意としていました。
エレキギター奏法を変えたというキャッチコピーもうなずけます。
しかし、サウンド面でも素晴らしい改革者だという評価もされています。聞けば、わかりますよね。ジミヘンのギターを聴いて、あのジェフ・ベックやクラプトンは引退廃業を考えたとかというエピソードもあります。
エフェクターの使い方とか、本当に「どうやってこんな音を出すのだろうか?」ってものが多々ありますからね。ものすごい天才、そして奇才なのでしょう。
自分の中で「ジミヘンコード」、いわゆる「7(#9)」と言うコードはとっても、とってもとっつきにくい代物でした。サイケデリック系なんかを殆ど聞かないというのもあります..といってもまあ、ドアーズなんかはよく聞くのですが。なのであまりなじみがない。
どちらかというと「7(♭9)」を多用します。つなぎのコードとして「7th」「9th」と組み合わせて。「dim」の代用コードにもなりますしね。
例えば「E7(♭9)」は「E♭dim」の代用になるとか、その逆もOKとか。なのでジミヘンコードは、ちょっと..と言う感じでした。
ところが最近、このコードのなんともいえない響きに心を揺らされることが多くなって、曲のヴァースとコーラスのつなぎや、INTROとヴァースのつなぎとかに時々使うようになりました。オルガンなんかで鳴らすと非常に濁った響きになってしまい、それはそれであまり効果的でない気がするので、そういうときには「EとB」のパワーコードで流しています。結構、「INTROを受けての本編はどうなるのか?」という期待を孕まさてくれるような、そんな不安定で地の底から這い出てきたような響きを、しっぽりと、存在感大きく響かせてくれるので、愛用しています。
まぁ、多用しすぎるとどうかな、とは思いますので、一曲の中で「ポイント1,2箇所限定」という感じ。
ベース的には、長くて一小節なので、ベーストーンのシロ玉を1、2回ボ~~~ンと鳴らす程度。う~~ん、動き方はイマイチよぉ~わからん!!ベーストーンの「E」音や、3度5度、ほかに「9th→#9th」の半音スライドの音..なんかを組み合わせてリフを鳴らしてみたけどしっくり来ないのでやめました。
Keyboard系との愛称はイマイチなんですが、エレキギターとの愛称は絶妙。ブロークンコード風のリフで弾いてもいいし、ジャラララ~ンと弾いても様になる。このコードを鳴らすときには、エフェクターは、やはりディストーションが多い。
この前ですが、今作っている曲のごくほんの一部で、ワウ、フェイザー系ギターで鳴らしてみようと思い速攻チャレンジ。これもすごくいい感じでしたね~。もっとも「E7(#9)」ではなく、キーがDなもんで、「A(#9)」でしたが…。これもすごく気に入ってしまいお気に入り登録しておきました。
最近は「13th」「11th」「7(9,11)」「7(♭13)」なんかに食傷気味。なので、他にも濁った感じのコードがたくさんあるのだから、追々、試行錯誤してみたいっす~。