今朝の甲子園、第一試合に登場した中京大中京高校の「校歌」に、
とても味のある部分がありました。
「見よ躍進の 先輩の業績」を
「見よ躍進の とものあと」と歌うのです。
思わず、「うまい!座布団一枚」でした。
「見よ躍進の せんぱいのぎょうせき」では字余りで歌にならないけれど
「見よ躍進の とものあと」なら、「先輩の業績」という意を充分尽くしたうえで、歌になりますね。
この作詞をした人、素晴らしい!
すると第二試合に登場した神村学園の校歌にも
同様の、味のある部分がありました。
「知性 徳性 奥にひめ」を、
「知性 徳性 うちにひめ」と歌うのです。
なるほど、これも、
文字としては「奥にひめ」でも
歌うときは「うちにひめ」の方が心にしっくりきますね。
これにも「座布団一枚!」でした。
というわけで、今朝は甲子園の野球を見ながら、
校歌の中に、実に味のある「読み」を見つけて、「座布団!」と
2回も言ってしまいました。(^▽^)
漢字の読みとしては、そのような読み方は無くても、
歌として歌う時は意訳して、歌にピッタリの読みをしても良いですね。
良いですねと言うより、それこそ日本語の妙味だと思いました。
朝から気分のいい高校野球観戦です。