今、行われている全仏オープンテニス、

昨晩はいよいよ準決勝で、シナーとアルカラスが対戦していて、

寝ぼけ眼でテレビ観戦しましたが、

寝ぼけ眼も吹き飛ぶほどの、その凄まじい打ち合いに、

テニスも、もはや格闘技か!と思わんばかりでした。

 

サーブが200キロ以上出るのは以前からですが、

ストロークの打ち合いの時でさえ、

互いに殴り合いかのような、鋭い球の応酬です。

 

そして、何よりも驚嘆するのが、選手の身体能力。

以前は、右に振られて、次に左に振られたら、返せないのが普通だった。

それが、右に振られて、次に左に振られても、捕りに行って、捕れるのです。

さらに、また右に振られても、さらに取り返す。

また、その間にドロップショットが来ても、前に猛ダッシュで届く!

つまり、コートの中を縦横無尽に駆け回って、どんな球でも返すのです!

どうしても返せない球を打つには、相手の予測の逆を突くしかありません。

 

もうね、まるで雑技団のような、凄まじい身体能力です。

かつての、シュテファン・エドバーグや、クリス・エバートのような

いかにもテニスの優雅さ、美しさを見せてくれた時代とは、別世界です。

 

私自身は、若かりし頃は、

「君は柔道部?空手部?」などと、猛者に見られたものですが、(^^;)

その実態は、中学高校ともに上品な卓球部!(^▽^)

中年になってから、急に目覚めてテニスを少しやった者ですから、

テニス観戦は今でも大好きなのです。

が、あまりにも身体能力の高さ勝負のような、格闘技か曲芸のようなテニスになってきて、

逆にテニスの優雅さが失われたような寂しさを感じるのです。

テニスファンの方、そのように感じませんか?

 

何ごとにもロマンを求める、

ロマン爺さんでした。(^^;)