エアーコンプレッサー 壊れた~ 修理します | trides-point-autoworks トライズポイント オートワークス    ☆ローバーミニ・欧州車・旧車 整備 アウトドア☆

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 こんにちは、トライズポイント・オートワークスです。

 

 今日は、当店の工場に設置してます、エアーコンプレッサーの修理に関するお話です口笛

電気的な専門用語や理解しにくい内容が含まれますので、興味のない方はこの記事はスルーしてくださいねニコニコ

 

今回の内容は、浅はかな素人修理のお話ですので、間違いなども多々あるかと思います。

専門知識を持つ、工具屋さんやメーカーに相談することが正しい対処方法だと思います。

参考にされる際は、あくまでも自己責任でお願いします。

 

 自動車整備工場に限らず、高圧の圧縮空気(以降エアーと表現します)を使用することの多いお仕事ドリルはたくさんあると思います。

 特に整備工場は、エアーが無いとなると、エアー工具類は使えなくなりますし、タイヤの空気圧も調整できなくなり、大変不便えーんになってしまいます。(仕事にならないというのが正直な気持ち・・・・えーん

 

 

 昨日、いつものように作業開始前に、コンプレッサーのスイッチを入れたところ、いつもと違う音が聞こえてきます。

いつもなら、スイッチを入れたら「ヒュウ~ン ・・・・・・」という音とともにコンプレッサーが空気を圧縮する音が聞こえ始めるのですが照れ

昨日は、「ズガガガガ・・・・・ヒュ~ン」びっくりという何とも心地悪い音がしました。

怖くなってすぐにスイッチを切り、コンプレッサーのもとへ行き、もう一度スイッチを入れてみますが数回に一回くらいの割合で、異音が出てしまいますショボーン

これでは、仕事にならない・・・・・えーんと、早々に対策を練ります。

 

コンプレッサーと一言にいってもピンキリで、家庭用から工場用等、様々な機種を各メーカーが販売しています。

当店のように仕事で使うとなると、値段も高価で買い替えとなるとそれなりの出費が・・・・・えーん

最悪の場合、買い替えを覚悟しなければなりません・・・・・えーん

 

「いつもお世話になっているN-KITさん(地元で有名な輸入工具・機械専門店さん)に相談しようか・・・」

「原因がわかってしまえば、自分で治せるのではないか・・・・」

などとあれこれ思案した結果、

「自分でやるだけやってみて、直せなかったら工具屋さんにお願いしよう筋肉

という事で自分なりに原因を調べてみることにしました。

 

もう一度、ベルトやモーターのプーリーを監視しながらスイッチを入れてみます。

「ズガガガ・・・・」という音が出る時はモーターのプーリーが振動しているようで回ってはいません。

どうやら、モーターが回ろうとしているのを何かが妨げているのか、

モーター自体が回り始めることが出来ずにいるのか、どちらかのようです。

 

まずは、安全の為ブレーカーを落として。

 

シリンダーが焼き付いているかも?・・・・シリンダーのプーリーはスムーズに回りますし、オイルもMaxではありませんが充分に入っています。

 

ベルトが緩んでいるの?・・・・・ベルトの張りは少々ゆるいものの、滑るほどではありません。

 

三相モーターが故障してしまった?・・・・・これはモーターを交換してみない事には判断が付きません。先ほど正常に回り始めた時に確認したんですが、ベアリングがゴロゴロいっているような音はしていません。

 

三相モーターにしっかりと電源が供給されていないのかも?・・・・プレッシャースイッチの故障?プレッシャースイッチは分解して目視とテスターで大気圧時とプレッシャー時の状態を見ましたが問題なさそうです。

 

マグネットスイッチの故障?(巨大なリレーとお考え下さい)・・・・マグネットスイッチの強制オンのボタンを力で強く押し込むと正常に回り始めました。何度やっても正常に回り始めます。.

 

 

マグネットスイッチの接点が、使用により焼けたり溶けたりして接触不良になることは旧車の自動車整備でもよくある原因です。

三相のうちの1相か2相が接触不良になるとモーターの廻り初めに力が弱く、今回のような故障になることは考えられる・・・・

マグネットプランジャーの劣化によって接点が接触する磁力が弱くなっていることも考えられる・・・・

等々、想定したのですが、疑わしきは罰せよの考えで、マグネットスイッチを交換してみることにしました。

 

「これで治らなかったら、モーター交換しなきゃ、かな・・・・・モーターは高いよな・・・・」

等と考えながら、マグネットスイッチが入荷するのを待ちました。

 

写真右が取り外したスイッチ、左は予備に買っておいた新品です。

今回は予備を使用せず、取り外したスイッチと同じメーカーの新品を取り寄せしました。

 

新旧で端子の表示や、配置が違います。

付いていた配線を同じ場所に接続してOKというわけにはいかないようです。(甘く考えていました)

 

まずは、配線とスイッチの構造を理解することから始めなければなりません。

この配線図と同じように電気的に接続できなければ、修理は終わりません。

 

追い打ちをかけるように、「サーマルリレー」なる聞き慣れない部品も加わってきます。

「う~~~~ん」ちんぷんかんぷん・・・・

「サーマルリレー」は、三相モーターに流れる電流が大きくなった時にマグネットスイッチの電源を自動で切ってくれる、過電流防止装置のようです。

 

スイッチの回路図を見ながらあれこれと考え・・・・・

サーマルリレーをマグネットスイッチの作動コイルの手前に割り込むように接続すればいいんだな・・・・

という事で、頭をフル回転させながらスイッチにジャンパー線を取り付けます。

 

時間は少々かかりましたが、どうにか電気的に同じ回路になる様配線することが出来ました。

 

最後にサーマルリレーのダイヤルを回し数値を合わせ、試験運転です。

 

恐る恐るスイッチを入れてみましたが、気持ちよくコンプレッサーが回転してくれました。

念のため、しばらくの間は様子を見ながら運転させてみます。

 

 

しつこい様ですが・・・・

今回の内容は、浅はかな素人修理のお話ですので、間違いなども多々あるかと思います。

専門知識を持つ、工具屋さんやメーカーに相談することが正しい対処方法だと思います。

参考にされる際は、あくまでも自己責任でお願いします。

 

当店では、国産旧車/輸入車の販売や車検点検修理(二輪も含)も承っております。

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