意外と知られてはいないが 民間で1番長期国債を持っているのは銀行 ではなく保険だったりする(日銀、ゆうちょ除く)
という訳で保険の話
まずは 国際会計基準からみてみる
企業は利益を出す事が目的である これは当たり前
利益をどう考えるか という問題がある
従来は 損益計算書的な収益基準、つまり 利益=収益-費用 と認識してきた
わかりやすく言えば 100万円の収入にたいし 70万円の費用があれば 利益は30万円 といった具合だ
ただ 国際会計基準では 貸借対照表的な 包括利益が採用された
つまり 利益=資産の増減-負債の増減=純資産の増減 という感じである(増資等についてはまた別)
つまり 仮に資産が100万円増え、負債が70万円増えれば 30万円の純資産の増加(利益)となる訳だ
国際会計基準下での経営戦略が、「いかに負債の増加を抑えつつ資産の増加を諮るか」と考えてもらえればわかりやすい
さて 保険
保険というシステムは 顧客から集めたお金を運用し 顧客に何かあった時(事故や病気) 保険金という形でサポートするシステムである
ここである事に気付く
仮に1億円の支払いが発生したのに 資産運用のしすぎで配当としての現金がなければどうするか と
だから通常は「今年はだいたいいくら払う」と予測を付ける
専門的には大数の法則というが、多くの事象を集めればだいたいは平均値に近づく 例えば40代男性1000人集めれば 平均余命が30~40年といえるし そう意識して資産運用をすればいい
さて本題 仮にここに
・40代男性がいたてする、彼は死亡時に遺族が1000万円受け取れる契約をしたとする
・彼の遺族の受取までは約30年といえそうだ
・保険会社は10年モノ国債で資産運用したと仮定する
さて保険会社の貸借対照表は
(資産)国債 1000万円
=(負債)保険債務 1000万円+(純資産)0円
となる(用語は不適当かもしれない)
さて 当たり前だが「30年後に保険金1000万円支払い」とあるが 30年後の1000万円は現在の1000万円とは価値が違う
現在の1000万円が資産運用で金利が発生する以上は
現在の1000万円×(1+r)^30=30年後の1000万円
つまり
現在の1000万円=30年後の1000万円÷(1+r)^30
と言える(rは金利、正確にはリスクフリーレート)
さて 当たり前だが金利が高くなれば 分母が増え、現在の1000万円の価値は低くなる
さて貸借対照表にもどる
仮に 金利が1%とする
そうすると
(資産)1000万円÷(1+0・01)^10=(負債)1000万円÷(1+0・01)^30+純資産x
といえる
仮に 金利が3%に上がれば
(資産)1000万円÷(1+0・03)^10=(負債)1000万円÷(1+0・03)^30+(純資産)x1
となる
さて 純資産はxとx1ではどちらが大きいか?
答はx1である
運用期間の違いから 資産の割引額<負債の割引額 となる為、高金利な環境程 割引額の差額が大きく、従って純資産、そして利益が高くなるわけだ
さて現在は低金利である
ならば差額は稼ぎにくいわけだ
さて 金融機関にはALMという考えがある
わかりやすく言えば 資産と負債をリンクさせると言う意味だ
仮に資産を債券運用し現金化が5日後 負債の支払いが3日後なら 資金繰りがパンクしてしまうからだ
さて結論 長期に渡る負債を持つ保険会社は やはり長期債券を指向する という事
それゆえに 長期国債は当座は安定的といえるかもしれない
当座は、だが
さて 私の主張である
「国債に関しては銀行をあてにするな」
と言いたい
彼等の意思決定のスタンスはVaR(バリューアットリスク)である つまり「国債は安定しているから買う」という意味である
仮に少しでも国債市況がグラつけば一斉に国債売却→国債暴落 となりかねない
事実 03年にはそういう自体になった
結論 銀行1本槍の国債販売は危険でアル 今こそ国債購入者の多様化を! という事
追伸 面白いのでコチラも見てください
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1217&f=business_1217_256.shtml
という訳で保険の話
まずは 国際会計基準からみてみる
企業は利益を出す事が目的である これは当たり前
利益をどう考えるか という問題がある
従来は 損益計算書的な収益基準、つまり 利益=収益-費用 と認識してきた
わかりやすく言えば 100万円の収入にたいし 70万円の費用があれば 利益は30万円 といった具合だ
ただ 国際会計基準では 貸借対照表的な 包括利益が採用された
つまり 利益=資産の増減-負債の増減=純資産の増減 という感じである(増資等についてはまた別)
つまり 仮に資産が100万円増え、負債が70万円増えれば 30万円の純資産の増加(利益)となる訳だ
国際会計基準下での経営戦略が、「いかに負債の増加を抑えつつ資産の増加を諮るか」と考えてもらえればわかりやすい
さて 保険
保険というシステムは 顧客から集めたお金を運用し 顧客に何かあった時(事故や病気) 保険金という形でサポートするシステムである
ここである事に気付く
仮に1億円の支払いが発生したのに 資産運用のしすぎで配当としての現金がなければどうするか と
だから通常は「今年はだいたいいくら払う」と予測を付ける
専門的には大数の法則というが、多くの事象を集めればだいたいは平均値に近づく 例えば40代男性1000人集めれば 平均余命が30~40年といえるし そう意識して資産運用をすればいい
さて本題 仮にここに
・40代男性がいたてする、彼は死亡時に遺族が1000万円受け取れる契約をしたとする
・彼の遺族の受取までは約30年といえそうだ
・保険会社は10年モノ国債で資産運用したと仮定する
さて保険会社の貸借対照表は
(資産)国債 1000万円
=(負債)保険債務 1000万円+(純資産)0円
となる(用語は不適当かもしれない)
さて 当たり前だが「30年後に保険金1000万円支払い」とあるが 30年後の1000万円は現在の1000万円とは価値が違う
現在の1000万円が資産運用で金利が発生する以上は
現在の1000万円×(1+r)^30=30年後の1000万円
つまり
現在の1000万円=30年後の1000万円÷(1+r)^30
と言える(rは金利、正確にはリスクフリーレート)
さて 当たり前だが金利が高くなれば 分母が増え、現在の1000万円の価値は低くなる
さて貸借対照表にもどる
仮に 金利が1%とする
そうすると
(資産)1000万円÷(1+0・01)^10=(負債)1000万円÷(1+0・01)^30+純資産x
といえる
仮に 金利が3%に上がれば
(資産)1000万円÷(1+0・03)^10=(負債)1000万円÷(1+0・03)^30+(純資産)x1
となる
さて 純資産はxとx1ではどちらが大きいか?
答はx1である
運用期間の違いから 資産の割引額<負債の割引額 となる為、高金利な環境程 割引額の差額が大きく、従って純資産、そして利益が高くなるわけだ
さて現在は低金利である
ならば差額は稼ぎにくいわけだ
さて 金融機関にはALMという考えがある
わかりやすく言えば 資産と負債をリンクさせると言う意味だ
仮に資産を債券運用し現金化が5日後 負債の支払いが3日後なら 資金繰りがパンクしてしまうからだ
さて結論 長期に渡る負債を持つ保険会社は やはり長期債券を指向する という事
それゆえに 長期国債は当座は安定的といえるかもしれない
当座は、だが
さて 私の主張である
「国債に関しては銀行をあてにするな」
と言いたい
彼等の意思決定のスタンスはVaR(バリューアットリスク)である つまり「国債は安定しているから買う」という意味である
仮に少しでも国債市況がグラつけば一斉に国債売却→国債暴落 となりかねない
事実 03年にはそういう自体になった
結論 銀行1本槍の国債販売は危険でアル 今こそ国債購入者の多様化を! という事
追伸 面白いのでコチラも見てください
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1217&f=business_1217_256.shtml

