こんばんは、Jayです。


日本は“目上の人を敬う”という素晴らしい文化がありますね。(あっ、アメリカにもありますよw)
特に日本の体育会系はこれが顕著です。
今夜はそれがテニスコーチをするうえで足かせになってしまったでも結果的に良かった事を書きます。

私のコーチとしての考えの一つに“選手には出来るだけプレーに専念してもらう”というのがあります。
ですので以前にアメリカの大学でテニスコーチをしていた時はボール拾いなどは積極的に行っていました。

そして日本のとある高校のテニス部コーチになった時の事でした。
日本でも同じ事をやろうとボール拾いやコートの準備をしていたのですが、選手達に「僕達がやりますからコーチはこんな事やらないでください。」と制止されました。
理由を聞いてみると“私は年上(目上)だからボール拾いなどの雑用をさせるわけにはいかない”との事。
でも私はコーチでなので私が“雑用”をすればそれだけ選手たちはプレーに専念できます。

選手達と話し合って、“その気持ちは大切だけど、少なくとも私がテニスコートにいる時は気にしないで出来るだけプレーに専念”という結論に至りました。
そしてこの結果思わぬ相乗効果が生まれました。
私が球拾いをしていると“でもやっぱりコーチは目上の人だから”と選手達がそれまで以上に積極的(迅速)に球拾いを行うようになり、結果的に練習の効率がアップしました。

良い形でアメリカ文化と日本文化が融合した瞬間でした
あっでも“アメリカでは選手は一切ボール拾いをしない”というわけではなく、手が空いている人はやりますよw

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