こんばんは、Jayです。


東日本大震災から4年以上が経過しましたが、まだまだ復興の道半ばかと思います。
そんな被災地を応援する意味で「頑張ろう 東北」と書かれている商品を今でも見掛けます。
この前初めてそれの英語バージョンを見かけました。
そこには“Cheer Up Tohoku”と書かれていたのですが、私には違和感がありました。

“cheer up”は誰かを励ましたり元気になってほしい時に使うフレーズなのですが、東日本の被災者への使用には受けた被害からして軽すぎる印象を私は持ちました。
「言いたい事が上手く英語に出来なかった」、「思っていたよりもテストの点が悪かった」、「恋人に振られた」、「試合に負けた」など落ち込んだり悲しくなる経験をみなさんも一度はされた事あるかと思います。
このようなみなさんが経験した事で誰かが落ち込んでいるなら“cheer up”が使えます。

しかし今回被害に遭われた方の度合いは“誰しも経験する”をかなり越えていますよね?
ですのでそんな方々に“cheer up”(元気出して)は少し軽いです。
“あなたにこの辛さの何がわかるのよ”と思われかねません。
では何て言えばより相応しくなるか

「頑張れ 東北」“Stay(Be) Strong Tohoku”

“Stay Strong”、“Be Strong”(直訳:強くあれ)はどこか命令している感じで上から目線に聴こえるかもしれませんが、「希望を捨ていないで」といった励ましの感が出てます

2年前のボストン・マラソンでテロがあって多くの方が死傷しました。
この時は“Boston Redsox”のロゴである“B”を使って“B Strong”(Be Strongと同じ発音)と書かれた物をみなさんが掲げていました。(これも“cheer up”では軽すぎます)

20年前には阪神・淡路大震災があり、多くの方が被害に遭われて私の想像を絶する辛さや悲しみを経験されました。
この時に被災された方は東北の被災者に“cheer up”はありだと思います。

今日は関東地方を中心に大きめの地震がありました。
余震に注意が必要みたいなので、お気を付け下さいませ。

Stay Strong Tohoku 日本列島