こんばんは、Jayです。


以前、“本当にアメリカ人は「謝らない」の?”で日本の謝罪とアメリカの謝罪は違う事をお伝えしました。(日本の謝罪は当事者である事と罪を認めるの2つが含まれるアメリカの謝罪は当事者であるけど、必ずしも罪を認めているわけではない。)

今朝、満員電車に揺られている時に良い例が思いつきましたのでご報告します。

みなさんが電車に乗って吊革を掴んでいる姿をご想像ください。
突然吊革が切れて座っている人に倒れて、座っていた方が怪我をしてしまいました。

みなさんだったらどうしますか?
おそらく「すいません!大丈夫ですか?」と聞くと思います。
アメリカ人も“I'm so sorry. Are you ok?”と言います。

では、怪我された方の治療代をみなさんは払いますか?
アメリカ人はおそらく争う(払おうとしない)でしょう。

怪我をさせた当事者としては認めると思いますが、多くのアメリカ人は治療代までは払おうとはしません。

怪我させた当事者としては悪いと思います。しかし普通に吊革を掴んでいたのに、突然切れたのは鉄道会社の管理責任なので、私は払う必要はありません。」と主張すると思います。

もし“怪我をさせたのに治療代を払おうとしないなんてヒドイ”と思われる方、あなたは心優しい一般的な日本人です。
これは文化の違いですのでどっちが良いかや悪いはありません。

いかがでしたか、これで“I'm sorry.”には必ずしも責任を認める事まで含まれているわけではない事がわかったかと思います。
これが“アメリカは訴訟大国”と思われる一因かもしれませんね。

日本ではあまり意見を言うのを善しとはしないかもしれませんが、アメリカでは自分の意見や立場を主張する事が大事ですよウィンク

Have a wonderful evening みそ汁