こんばんは、Jayです。


本日でアメリカ国内で起きたテロから12年ですね。
今日はテロの時に起きた私や周りの事、その後の人々の変化などをお伝えします。

テロが起きた時、私はコロラド州に住んでいました。
7時に目を覚まして(その時ニューヨークは9時)寝ぼけながらもテレビを付けました。
まだぼんやりしている私の目に映ったのは“建物から出てる煙”でした。
てっきりハリウッドで新しい映画を制作しているものだと思いました。
その後、朝食を済ませて学校に行きました。

学校に着くといつもと違って生徒や先生がテレビの前にかじりついていました。
友達に“何が起きたのか”聞くと、ニューヨークでテロがあったらしいとの事。
ここで初めてテロの事を知りました。

私がまず感じたのは“心に穴”でした
私が愛する国に何てひどい事をするんだと、その時は怒りではなく悲しみや傷つきでした。
そして少し(数分)すると、今度は犯人に対する怒りに変わりました。

アメリカ人はこういう時の対処がとても早いです。
クラスが休講になったり、開講していても「出席するかしないかは生徒の自由。出なくても欠席扱いにはしない」などの対処が取られました。
さらに、その日の夜には追悼集会が全米各地で行われました。

私が直接知る人は被害に遭いませんでしたが、父親の元同僚や先生の娘さんの友達が亡くなったりしました。
先生の娘さんは世界貿易センターで働く友達とテロの瞬間に電話で話していたそうです。そして友達の最後の言葉がどうしよう、飛行機が突っ込んでくる」だそうです。

私だけでなく、アメリカ全体が感じた悲しみは言葉では言い表せられないくらいとても深かったです。
だからその分の反発と言いますが、アラブの犯人やそのグループに対する怒りは半端なかったです。
この時に、“冷静さを失った集団の怒り”は怖い事をする事を知りました

犯人がアラブ人だったという理由だけで、テロと関係のないアラブ人が撲殺される事件が全米で相次ぎました
私のサウジアラビアの友達も空港で4,5時間拘束されたそうです。(もちろんやましいものは出てきませんでした)

ここまでではないにしろ、今日本で起きている事を私は危惧しています。
それは電力会社に対する国民の姿勢です。
もちろん東京電力は事故を起こして、その責任は負って当然です。
ですが、他電力会社は原発事故を起こしていないのにあたかも起こしたかのように世間の風当たりは私は疑問です。
“原発を止めるか、続けるか”や“値上げするのか、しないのか”などはもっと冷静にそして客観的に観るのが大事だと思います。(傷つく気持ちや怒る気持ちはわかりますが、それを判断の主導にさせてはいけません)
アメリカは怒りに任せて結局関係のないイラクを攻撃したりしました。
日本にはこのような間違いを起こしてほしくありません。

おっと、話を戻します。
私の周りの日本人や他の外国人は、心配する家族から「早く帰ってきなさい」と言われる人が多数いました。(当然ですね)
実際に多くの外国人が母国へ帰りました。

しかし、“さすが父親だな”と思わせられた事を私はその時父親からメールで言われました。
Jayはそこに残りなさい。世界の情勢が変わるのを中から観れる絶好の機会だからアメリカに残りなさい。
私の家族は“アメリカに住む”というのは何かを知っています。
子供の無事をどの親も望む事ですが、“私がアメリカで死ぬ”事を覚悟の上で私をアメリカに帰らせてくれました。
父親のおかげで、中から情勢が変わるのを観れました。

もう二度とこのような悲劇は味わいたくありません。
アメリカには“世界の警察”というおごりはやめてほしいです。
ん~、民主党が政権を握っているのにおかしいな~。
今のアメリカはまるで共和党のようです。
“どういう事?”とお思いの方は、“強い共和党、優しい民主党”をご覧下さいませ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
日本はアメリカと同盟国ですが、ほぼ日本が狙われる事はないですよね?
それだけ日本人の世界での行動や“お・も・て・な・し”(滝川クリステル風w)が素晴らしいという事です。
ぜひ、 keep up the great work!!