一周まわって“いまここ”に在る悟りへの執着を手放したいという執着から強制的に解放されて“いまここ”に至る。どうやら一周まわってきたようだ。朝起きて顔洗って仕事にでかける。晩酌しながら、色々あったりなかったりの今日を報告しあう。かつて斜めに見ていた俗世間。そんな日常がたまらなく愛おしい。